ドジャース・山本由伸 6回4安打無失点9奪三振も援護なく7勝目ならず「これが野球かな」

[ 2025年6月8日 06:50 ]

ナ・リーグ   ドジャース1―2×カージナルス ( 2025年6月7日    セントルイス )

試合後、囲み取材に応じるドジャース・山本由伸(撮影・小林 伊織)
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 ドジャース山本由伸投手(26)7日(日本時間8日)、敵地でのカージナルス戦に先発登板。6回で94球を投げ、4安打無失点、9奪三振、3四死球の力投を披露したが、味方打線の援護なく、今季7勝目はならなかった。チームはサヨナラ負けを喫した。

 試合後、山本は「とにかく自分のピッチングをすることに特に集中しました。(前回以降)過ごし方はあまり変わらないが、試行錯誤しながら微調整できた。すごくいい打線だなという印象があったので、その分、慎重になったり、カウント悪くしたりしたが、何とか乗り切れたかなと思います」と自らの投球を振り返った。また、打線の援護がなかったことには「そういう試合もあると思うし、助けられた試合も、たくさん点を取ってもらって勝てた試合もあれば、粘る投球になる試合もあるし、これが野球かなと思います」と淡々と話した。

 序盤は苦しい投球だった。初回、先頭のヌートバーを84・4マイル(約135・8キロ)のスプリットで空振り三振に斬って、上々の立ち上がりかと思われたが、ここから苦しんだ。続くウィンに中前打され、さらに四球で一、二塁に。次打者を遊ゴロに抑えて2死一、三塁となり、ここで一走・コントレラスが飛び出し、山本は冷静に遊撃・ベッツに送球。すると今度は三走・ウィンが本塁突入を試み、ベッツが捕手・スミスに転送。結局、三本間の挟殺プレーでアウトにして、ピンチを脱出した。

 2回は簡単に2死を取った後、ゴーマン、パヘスに連打を浴び、さらにスコットには死球を与えて2死満塁のピンチを背負った。ここで対するは1番・ヌートバー。山本はカウント1―2からまたも90・4マイル(約145・5キロ)のスプリットで空振り三振に斬って落とした。

 3、4回はいずれも3者凡退。5回は先頭・パヘスに四球を与えた1死一塁からヌートバーに95・8マイル(約154・1キロ)速球を左前打され、1死一、二塁に。だが、続くウィンから90・9マイル(約146・3キロ)のスプリットで空振り三振を奪い、そしてドノバンを二ゴロに抑えてまたも得点を許さなかった。

 23年3月のWBCでともに侍ジャパンのユニホームを包み、世界一に輝いた際の同僚であるヌートバーとはこの日が初対戦。昨年3月30日、山本にとってメジャー2戦目でカ軍戦を迎えたがこの時、ヌートバーは出場していなかった。終わってみれば、ヌートバーとの対決は3打数1安打、2三振という結果だった。

 ヌートバーとの対戦については「今日の対戦はすごく楽しみにしてましたし、すごく冷静に対戦できたと思います。運良くいいトコロにボールも行ってたので、1本ヒット打たれましたけど、いい投球ができたと思います」と楽しめた様子。また、2回2死満塁の場面については「ピンチの場面だったので、スイングもすごく強いですし、ヒットされるとランナーが一気に還ってしまう場面でもあったので、とにかく丁寧に投げました」と振り返った。セントルイス入りした後に連絡も取り合ったそうで「野球の話だったり、関係ないドラマを勧められたりした」という。

 前回登板となった1日(同2日)のヤンキース戦ではメジャー自己ワーストタイの7安打を許し、今季最短の3回2/3で4失点し今季4敗目を喫した。「何とか立て直そうとしたけど、最後まであまり良くなかった」と悔しそうに話していた。この日も立ち上がりこそ苦しい投球となったが、試合の中で修正を重ねて尻上がりに調子を上げた。終盤は投げ終わりに飛び上がる躍動感あふれるフォームを取り戻した。山本は「力感としては、上げたとかはなかったが、立ち上がりからいい力感で入れた。すこしずつ今日の感覚をつかんでいけたので、最後はフォームのリズムが良く、感覚として後半はすごく良かった」と手応えを得た様子だった。

 今後に向けては「スプリットとカーブの時にいいフォームで投げられない部分があったが、今日はいいフォームで投げられた。とにかく自分の調整だったり、次の登板に向けて集中していくことがチームのためになると思うので、もっともっと調子を上げていけたらなと思います」と口元を引き締めていた。

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