ソフトバンクが交流戦V9へ開幕3連勝 野村が3ラン「えげつなかった」山川欠場の中で存在感

[ 2025年6月6日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク8―4中日 ( 2025年6月5日    みずほペイペイD )

<ソ・中>初回、3ランを放つ野村(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクが交流戦開幕3連勝を飾った。1点を先制した初回2死一、二塁、野村勇内野手(28)が中日のドラフト1位ルーキー・金丸夢斗投手(22)から自身2試合連発となる6号3ラン。山川穂高内野手(33)が移籍2年目で初めて欠場する中、代わりにアーチをかけた。投げては大関友久投手(27)が7回3安打無失点で4勝目。交流戦は無傷の5連勝だ。チームは今季最多の貯金3とし、史上最多9度目の交流戦Vへ最高のスタートを切った。

 ヒーローとなった野村は勇ましい弾道を壇上で自画自賛した。

 「えげつなかったですね。凄い気持ち良かった。完璧でした」

 同じ神戸市出身の金丸との初対戦。同郷だったことは試合後に聞いたが、プロの先輩として洗礼を浴びせた。初回に1点を先制し、なおも2死一、三塁。フルカウントからの8球目直球を強振した。打球は左中間スタンドに吸い込まれた。6号3ランで初回に試合の流れを決定づけた。

 前日4日は「9番・二塁」で2回に5号2ラン。この日は6番打者として先発投手の直球を確実に仕留めた。22年7月21日の楽天戦、22日のオリックス戦以来3年ぶりとなる2試合連続アーチだ。

 野村は試合前、本拠地に今季導入された投手の球筋が再現できる最先端の映像付き打撃マシン「トラジェクトアーク」を打ち込む。“仮想金丸”は「けっこう直球が良かったので振りまけないようにしよう」。準備が実った一発は直球を完璧に捉えたものだった。

 大なたを振るった新打線が機能した。昨季は全試合4番を張り、今季もスタメンで起用されてきた山川が53試合目で外れた。打率・212と振るわず5月15日の西武戦から7番に降格。野村は悩める主砲からもらったアドバイスを生かした。

 「究極の前さばき。ポイントが前ならば長くした方が当たるし、拾えるからいいんじゃない」と助言され、バットの重さ890グラムは変えずに長さを85・5センチから87センチに伸ばした。22年のプロ1年目に39年の鶴岡一人(南海)に並ぶ球団の新人最多記録タイの10本塁打を放っている背番号99は「攻めに行って1年目は超えたい」と2度目の2桁弾を狙う。

 チームは交流戦開幕3連勝で今季初の貯金3とした。首位・日本ハムとも2・5差へと迫る。当初は右前腕筋挫傷の今宮の代役だった野村だが、正遊撃手復帰後も小久保監督は二塁で使い続けている。「この1カ月で一番、成長した選手。きょうは2番でと思ったがコーチが6番でと。ばっちり当たりましたね」と活躍を喜んだ。

 「どこでも守るし、どこででも出ます」と野村。交流戦男となる予感が漂っている。 (井上 満夫)

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年6月6日のニュース