阪神・才木 前回登板の不安を払拭 3回5奪三振無失点「真っすぐが結構良かった」

[ 2025年3月3日 05:15 ]

春季教育リーグ   阪神3―2広島 ( 2025年3月2日    日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 )

教育リーグ<神・広>新球場初登板で好投した阪神・才木(撮影・北條 貴史)
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 シーズンに向け、心配は無用だ。阪神・才木浩人投手(26)が2日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎で春季教育リーグの広島戦に先発。3回を1安打無失点と好投した。最速152キロをマークした直球の球威が抜群。計5三振のうち、4個を直球で奪った。ホーム開幕戦となる4月1日のDeNA戦(京セラドーム)での先発が決まっている右腕が、2回4失点だった前回登板の不安を払拭。上々の仕上がりを披露した。

 
 キャンプ後最初のマウンドで、シーズンに向けて一段ギアを上げた。力強く腕を振り、150キロ超の直球で打者のバットを押し込む。「真っすぐが結構良かった。空振りも、ファウルも取れていたと思う」。昨季チームトップの13勝を挙げた風格を漂わせ、3回を1安打無失点。涼しい顔でマウンドを降りた。

 「しっかり(イメージした)ラインに投げられた。ちゃんと良いところに決まって三振が多かったので、そこは良かった」

 教育リーグとはいえ田中、松山をはじめ、1軍級の選手が並んだ広島打線から、5奪三振。うち4個は直球で奪った。初回は無死一塁から中村奨に対して全3球を高め直球で空振り三振。続く田村には初球にカーブの後、4球直球を続けて空振り三振を奪った。全48球中、33球が直球で、前に飛ばされたのは3球。いずれも詰まらせた飛球で、直球で安打は許さなかった。

 2回4失点に終わった前回2月23日の中日とのオープン戦では、結果球となった直球7球中、4球が安打。1週間でしっかり修正してきた。2番手の村上が登板後「めちゃくちゃ投げづらい(笑い)。“この後投げるんか”と思って。冗談ですけど、もうちょい打たれてくれ、って思いました」と明かしたほど球威で圧倒した。

 開幕前の実戦では、結果にとらわれず、シーズンに生きる球を投げることに注力している。「ビタビタ抑えても“今、抑えてもな”って思うので。それより打者の反応。タイミング合っているなとか、差し込めたなとか。反応を見られればシーズンに向けて調整しやすい」。今回は、結果以上に、直球で抑えた内容が伴っていた手応えがある。「このまま継続できればいい」と先を見据えた。

 シーズン初登板は4月1日のホーム開幕戦、DeNA戦(京セラドーム)に内定している。「(カード頭の)火曜日なので。イニングを稼げるように、一発で三振を取れるようにフォークは磨きたい」。直球の次は決め球フォークの最終チェック。昨季チームトップの13勝を挙げた右腕が、目標の「8冠(投手4冠+沢村賞、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞)」に向けて、総仕上げに入る。(松本 航亮)

 ○…才木(神)の昨季の球種別被打率は、ストレートが・249でワースト。例年、投球数の半分以上を直球が占めるため、打者から狙われやすくなるのだが、力強さを増した直球の被打率がどう変化するか注目だ。

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