阪神・門別 2軍新球場開幕戦で4回零封 「今日がスタートだと思って」開幕ローテまた前進

[ 2025年3月2日 05:15 ]

春季教育リーグ   阪神5―5広島 ( 2025年3月1日    日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 )

<教育リーグ 神・広>力投する阪神・門別(撮影・大森 寛明)
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 阪神は1日、2軍新本拠地「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」でオープニングゲームとなる教育リーグ・広島戦を行い、5―5で引き分けた。先発した門別啓人投手(20)が、4回4安打無失点の好投で開幕ローテーション入りへまたも前進。オープニングセレモニーの始球式に登板した岡田彰布オーナー付顧問(67)からもマウンド上で“必勝指令”を受けるなど、今季の躍進へ背中を押された。

 記念すべき一戦にふさわしい投球だった。2軍新本拠地の開幕投手に指名された門別が、4回を無失点。詰めかけた虎党の熱気に応えるべく、懸命にゼロを並べた。

 「制球が定まらないところもあったけど、0で抑えられたというところは良かった」

 最速147キロを計測した直球を軸に相手打線を封じた。初回は先頭打者から3者連続で二飛。3回2死一、二塁も会沢を直球で中飛に仕留めた。

 「ここでというよりは、しっかり甲子園とか、1軍の舞台で投げているのを見てもらうのが一番だと思う。今日がスタートだと思って頑張りたい」

 開幕ローテーション入り、そして、今季の躍進に気持ちを新たにした。試合開始に先立ち、岡田顧問が始球式に登場。去り際、「今年は勝たなアカンで」とハッパをかけられた。昨春キャンプで目をかけられ、5月3日の「長嶋茂雄DAY」と銘打たれた巨人戦に先発として抜てきしてくれた恩師。監督在職中にプロ初勝利を挙げることこそかなわなかったが、結果で恩返しすることを決めている。

 大竹が下肢の張りでキャンプを途中離脱。復活を期す伊藤将もなかなか状態が上向いてこない。そんな左投手の先発の台所事情を見れば、門別にかけられる期待は大きく、5試合で0勝2敗に終わった昨季の経験も生かす必要がある。今春実戦は4試合11イニングを無失点だが、4安打を浴びたこの日の内容に「今日のようなピッチングだとまだ無理。去年、いいと言われて、自分もいい感じだと思った中でシーズンに入ったのに落ちたので。しっかりシーズンを想定してやりたい」と足元を見つめ直した。

 真っさらな新球場のマウンドに立ち、改めて誓ったことがある。「(ここで投げるのは)これっきりにしたい」。今年こそ1軍でシーズン完走――。高卒3年目の20歳は、静かに闘志を燃やした。(松本 航亮)

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