ドジャース・大谷 ブルペンで術後最速153キロ!打者・大谷が投手・大谷打つ“二刀流調整”も期待

[ 2025年2月24日 01:30 ]

ブルペンで投球練習する大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、キャンプ3度目のブルペン入りで25球投げ、右肘手術後最速の95マイル(約153キロ)を計測した。打者でのオープン戦初出場は今月末の予定。アンドルー・フリードマン編成本部長(48)は、投手の映像が流れ投球を再現する打撃マシン「トラジェクトアーク」を利用して「投手・大谷」相手に打ち込む“二刀流調整”に期待を寄せた。

 熱気が違う。緊張感が違う。300人を超えるファンが金網越しに見守る中、大谷は25球を投じた。過去2度の投球練習で投げた直球、ツーシームに加え、カットボールを解禁し「Last one is better?(最後の一球の方が良かった?)」などと、通訳なしで英語で確認。最速は23年9月の右肘手術後最速の95マイル(約153キロ)。終了後には自然と大きな拍手が湧き起こった。

 投手で5月ごろの復帰、打者で早ければ28日(日本時間3月1日)の古巣・エンゼルス戦で初出場を予定。23日(同24日)は投手相手のライブBPで打席に立つ。フリードマン編成本部長は、復帰に向けたひそかな願望を披露した。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組に出演し、大谷について「次は投手・大谷と打者・翔平がトラジェクトアークで対戦するところを見たい」と上機嫌に語った。

 トラジェクトアークとは、最新の測定機器で計測したデータを基に、球速や回転数、変化球の変化量など、細部まで実際の投手の投球を再現することができる最新型打撃マシンだ。設定した投手の等身大の映像が出て、同じリリースポイントからボールが飛び出してくる。大谷はエンゼルス時代の23年から使用し、20日にも「さっきも中でトラジェクト(アーク)を打ってきましたけど」と話した。

 22年に100マイル(約161キロ)を超える直球とカットボールを武器に15勝、219奪三振をマークした「投手・大谷」は格好の練習相手となる。“両者”の対戦はまだ行われておらず、フリードマン編成本部長は「近いうちに確実に実現するだろう」と期待した。

 右肘だけでなく、昨秋のワールドシリーズで脱臼した左肩の手術明けも影響し、投手だけでなく、打者としても復帰へのスケジュールは慎重を期している。デーブ・ロバーツ監督はこの日のブルペン投球について「翔平にとってポジティブな一日となった。ビッグステップとなった」と満足げ。大谷にしかできない自分自身と対戦する“二刀流調整”で、完全復活に向け、着実に歩を進める。(柳原 直之)

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