【高校野球】国スポで7回制導入「どこかで導入模索」「時間短縮などリアルに分かる」高野連と一問一答

[ 2025年2月21日 20:48 ]

阪神甲子園球場
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 日本高野連は21日、大阪市内で理事会を開き、今年9月に滋賀で開催される国民スポーツ大会での7回制導入を承認した。天候不良が重なった場合でも全日程を消化する可能性を高め、秋季大会と日程が重なっている高校の健康面にも配慮することが狙い。3月4日の国民スポーツ大会委員会で最終決定される。

 以下は、取材対応した同連盟・井本亘事務局長との一問一答。

 (自ら切り出し)「7回制に関して各都道府県連盟の関係者らに意見を求める中で、経験をしたことがない中でイメージがわかないという声が複数あった。実際にどこかで取り組む方法がないかと模索し、考えていた。また、天候不良が重なる場合に試合を全て行えず、優勝校を決定できない場合も想定される。秋の大会も同時進行している中で、出場校がいいコンディションでやることは我々主催者側が考えないといけない。今回取り組んでみようという結論に至りました」

 ――今後の7回制導入の議論の参考にもするのか。
 「今年の12月に(7回制導入可否の)対応策を出すと決めて議論を進めている。その議論の途中に行われる大会なので、出場校や運営に関われた方に何らかの形でご意見を伺い、検討会議の議論の一つの参考資料にさせていただくことになると思います」

 ――試合時間削減などの効果も検証できる。
 「実際にやることでよりリアルに分かると思っています。ワーキンググループでは、7回制にすれば30分ぐらい試合時間が短くなると出ているが、それはあくまで数字上の話。本当に30分縮まるかどうかは、実際にやってみないと分からない。そういうこともデータとして残るので参考にさせてもらいます」

 ――試合時間以外に検証したいことはあるか。
 「投手の球数も変わってくると思う。複数投手制が進む中で球数は数字として分かりやすく見えるのではないかと思う」

 ――9月開催だと暑さ対策への効果は検証が難しい。
 「暑いから7回制を導入するというようにみられているが、暑さは直面している大きな課題の一つであるが、あくまで選手の健康面や先生方の働き方改革、高校野球を取り巻く社会の環境の変化が議論の中心。その中の一つの大きな問題ではありますけど、暑さ対策だけに着眼しているわけではない」

 ――秋季大会と重なる選手の健康面も考慮するということだが、秋の大会に出場しない3年生にも影響が出る。
 「タイトな日程の大会に出場する以上、3年生の健康面を考えないといけない。部員の健康という意味では、1、2年生も3年生も一緒。きちんと我々も考えた上での運営が必要になる」

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