阪神・木浪 パリ五輪レスリング金の鏡優翔が“勝利の女神” 対外試合虎1号を放ち藤川監督の初星に貢献

[ 2025年2月16日 05:15 ]

練習試合   阪神6―0楽天 ( 2025年2月15日    宜野座 )

<神・楽>2回、木浪はソロ本塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は春季・宜野座キャンプ第4クール初日の15日、今春初の対外試合となる練習試合・楽天戦(バイトするならエントリー宜野座スタジアム)で6―0と快勝した。「7番・遊撃」で先発した木浪聖也内野手(30)が2回無死からチーム対外試合1号を放った。藤川球児監督(44)の初星に貢献。パリ五輪レスリング女子76キロ級の金メダリスト鏡優翔(23)に加え、世界的俳優の渡辺謙(65)も見守る中で存在感を発揮した。小幡と繰り広げるし烈な遊撃争いで先制パンチを浴びせた。

 打った瞬間、それと分かる一打だった。1点優勢で迎えた2回無死からの第1打席。楽天先発・内が2ボールから投じた3球目だ。外角高め直球をひと振りで仕留めた木浪の大飛球は右翼芝生席に着弾した。

 「(打つと)決めたボールに対してしっかり捉えられるかをテーマに置いていた。思い切りいけた」

 今春キャンプ最多の1万1000人が集結した宜野座。その大観衆が見守る中で昨季は1本塁打だった伏兵が初の対外試合でチーム1号を放ち、記念すべき藤川阪神の初星をけん引した。

 この日は同じメンタルトレーナーに師事し、親交のある金メダリストの鏡優翔がキャンプ地を訪問。自身のファンであることを公言する大の“木浪推し”の前で順調な仕上がりを披露した。オフから充実したトレーニングを積んできた証だ。

 昨季は打率・214と低迷した。その反省からパフォーマンス向上を目指して取り組んできた。その一環が「姿勢」の改善だ。日常生活から猫背になることが悪癖だったがトレーナーの助言のもと、日常生活から改善に努めた。走攻守で必要な体幹部分の強化を中心としつつ、椅子の背もたれにもたれないなど地道な意識改革を実行。理想とする「地に対してスッと立つ」姿勢の矯正にメドが立ったことで、今キャンプでは下半身主導の打撃フォーム習得にも動いていた。

 「力が入るのは上(半身)。下(半身)にいかに(力を)落とし込めるかをテーマでやってきた」

 沖縄先乗り自主トレからティー打撃では低めのボールを意識的に打っていた。下半身強化に注力したことで日を追うごとに「姿勢」と「土台」が完成に近づきつつある。今年から打席に入る際は前屈のような動作も新たに取り入れる。パワーを最大限にバットに伝えるための練習が早くも結果に表れた。

 現時点で開幕の遊撃争いは小幡と一騎打ちの様相。そのライバルの前で豪快な先制パンチを浴びせたが「そこ(開幕)だけを見るのではない。試合に出るためにどうするべきかを考えて毎日やっている。継続してやっていきたい」と冷静だ。座右の銘は「継続は力なり」。背番号0は開幕の「3・28」へ向けて確実に歩み進めている。(石崎 祥平)

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