西武・今井 キャッチボール投法 45球で安打性1 緩いフォームと伸びる球のギャップで打者手玉

[ 2025年2月14日 05:30 ]

ライブBPに登板した今井(撮影・篠原岳夫)
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 西武・今井はマウンドからまるでキャッチボールのような力感で投げ込み、次々と打者を詰まらせた。内定している開幕投手へ向けて宮崎・南郷キャンプでは初めてライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。45球を投げて、安打性わずか1本に封じた。

 ゆっくりと足を上げて最後はスナップを利かせるだけ。「力はキャッチボールの時と変わっていない。3、4割くらい」。にもかかわらず、球は打者の手元で伸びた。打者は投手を見てタイミングを取るため、緩いフォームとの“ギャップ”に戸惑って振り遅れが目立ち、ファウルは45球のうち15球。「ファウルが多かったイメージはあるのでそこは良かった」と脱力した“キャッチボール投法”に手応えを得た。

 自己最速159キロを誇る剛腕。16年夏の甲子園優勝投手で球速にはこだわりがある。入団時は10割の力で最速を更新することを考えていたが、22年オフからスポーツトレーナーの鴻江寿治氏の「鴻江塾」に入門してロスのないフォームづくりに挑戦。豪快に腕を振った以前と違い、今ではステップ幅が縮まりコンパクトに変化。「10割で投げなくても出力が出せる投げ方が習得できつつある。7、8割で150キロ台後半を8回、9回まで投げ続けるタイプだと思う」と思い描いた。

 新投法はスタミナ維持につながる。「疲れにくさもある。球速と体感速度の差は大きい方がいい」。昨季奪三振王は投げ終えても涼しい顔。唯一の安打性を放ったドラフト2位・渡部聖(大商大)は「軽く投げているのに球が伸びてきて詰まってしまう」と目を丸くした。(福井 亮太)

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