「彼がどれだけ努力しているか」ド軍・スミスが大谷翔平の勝利への姿勢を称賛「誰よりも一生懸命」

[ 2024年9月12日 15:36 ]

ナ・リーグ   ドジャース10-8カブス ( 2024年9月11日    ロサンゼルス )

初回に18号ソロを放ったドジャース・スミス(左)はT・ヘルナンデスからひまわりの種で祝福される(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠でのカブス戦に「1番・DH」で先発出場。一発を含む4打数2安打3打点1盗塁でチームの連敗ストップに貢献した。

 初回の第1打席は相手先発・ウィックスの4球目、スライダーを完璧に捉え、打球速度118・1マイル(約190・1キロ)の弾丸ライナーを中堅右に突き刺し、今季6本目の先頭打者アーチとなる47号ソロを放ち「47-47」を達成した。

 打球飛距離は405フィート(約123・4メートル)で打球角度は19度。10度台の本塁打は今季1本もなく、これが今季一の“低空弾”となった。

 初回、大谷の先頭打者アーチで勢い乗った打線はエドマン、マンシー、スミスにも一発が飛び出し、球団最多記録に並ぶ1イニング4本塁打をマークした。

 試合後、スミスは大谷について「見ていて楽しい。毎晩、彼のプレーを見ることができて嬉しい」と大谷の打席はワクワクすると語った。

 そして「彼はそこ(50-50)に到達しようとしているこの期間を楽しんでいるように見える」と前人未到の「50-50」までの過程をも楽しんでいるとした。

 その上で「ただ、最も重要なことは彼が勝利に貢献しようとしていること」と大谷がチームの勝利を最優先に考えているときっぱり。「それはかなり印象的で、助けになっている。彼がどれだけ努力しているか。ただ試合に出るだけではない。誰よりも一生懸命、努力している。一生懸命(相手チーム、相手投手を)研究している。だから、彼が試合で〝違うプレー〟をしているのを見るのが楽しい」と大谷の努力する姿が素晴らしいと賛辞を惜しまなかった。

 スミス自身も初回に18号ソロを放つと、7回には1死から二塁打でチャンスメーク。ラックスの決勝打を呼び込み、勝ち越しのホームを踏んだ。9回には鋭い送球でカブス・鈴木誠也の三盗を阻止し、ピンチを救いチームに勝利をもたらした。

 マンシーも大谷の弾丸ライナーについて「彼は信じられない。毎晩見たことのない何かを彼がやっているように感じる」とし「118マイルの打球を捕ろうとしたファンは(速すぎて)気の毒かも。彼がすることは全てとても印象的」と弾丸ライナーに驚きを隠せない様子だった。

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