巨人・岡本和真「俺もたまには打たなアカンなぁ~と思って」 爆笑ヒロイン「いつも負けることが多い」

[ 2024年9月11日 21:23 ]

セ・リーグ   巨人9―2広島 ( 2024年9月11日    マツダ )

<広・巨>9回、浅野の適時打で生還した岡本和 (撮影・西川祐介)
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 巨人の岡本和真内野手(28)が首位攻防第2戦となった11日の広島戦(マツダ)で値千金の同点打を放ち、チームをミラクル勝利へと導いた。

 「4番・一塁」に入り、開幕から126試合連続で先発出場。巨人打線は相手先発右腕・アドゥワ、2番手左腕・ハーンに8回まで散発3安打に封じられ二塁すら踏めずにいたが、0―2で迎えた9回にとんでもない逆転劇が待っていた。

 この回から登板した相手守護神・栗林に対し、先頭の代打・中山がストレートの四球で出塁。続く丸も連続四球を選んで無死一、二塁とチャンスを広げた。

 ここで坂本が左前打を放ち、無死満塁とさらにチャンス拡大。吉川の押し出し死球で1点返すと、岡本和が左前適時打を放って2―2の同点とした。

 さらにモンテスがストレートの四球で押し出しとなり、ついに3―2と逆転。ここで広島のマウンドは4番手左腕・森浦に代わったが、門脇、浅野が連続適時打して5―2とし、1死後、この回先頭で代打に出ていた中山の代打・長野の2点適時打で7―2と大量リードを奪った。

 2死後、広島は5番手右腕・大道をマウンドに送り出したが、この回、坂本の代走に出ていた増田大が中越えに適時三塁打を放ってさらに2点追加して9―2。終わってみれば、8回まで二塁すら踏めなかったのが嘘のように打者13人で6安打4四死球9得点の大逆転劇だった。

 試合後、チームを代表してヒーローインタビューを受けた主砲兼主将の岡本和は「本当に諦めず、みんなでつないで、勝てて良かったなと思います」と第一声。

 自身の同点適時打については「いやもう、何がなんでも打ってやろうと思ってたんで、ヒットになって良かったなと思います」とまずは冷静に振り返ったが、「俺もたまには打たなアカンなぁ~と思って…はい。あしたも頑張りま~す」と“岡本節”全開でスタンドの巨人ファンを爆笑に巻き込んだ。

 「本当に大事な3連戦だと思って挑んでますし、みんながつないで、いい形になっているんじゃないかなと思います」。

 2013年を最後に勝ち越しがないチーム最大の“鬼門”マツダでの首位攻防戦でミラクル2連勝。「いつも負けることのほうが…まぁ、多いんで」と言って自ら苦笑いを浮かべつつ「まぁ、あの、ホント、この3連戦は…。あしたも勝てるように頑張りたいなと思います」と話していた。

 

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