巨人・戸郷翔征「疲れました!」 今季初の中5日も自身初の2戦連続完封「次も完封目指して」

[ 2024年8月14日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人4―0阪神 ( 2024年8月14日    東京D )

<巨・神>ファンとタッチを交わす戸郷(撮影・須田 麻祐子)
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 巨人の戸郷翔征投手(24)が14日の阪神戦(東京D)で今季20度目の先発登板。今季初の中5日登板で、9回を7安打無四球8奪三振で完封し、今季9勝目(6敗)をマークした。

 中5日登板での白星は2020年8月20日の阪神戦(東京D)以来11戦&1455日ぶり。前回登板した今月8日の広島戦(東京D)では自ら適時打を放って9回5安打で完封しており、2試合連続の完投も完封もプロ6年目で自身初となった。

 お立ち台では「いやぁ~…あの。疲れました!」と笑顔で第一声。「前回の阪神に6点取られて、ふがいないピッチングをしてしまったので、なんとかやり返そうと思って。完封で返せました」と続けた。

 後半戦初登板となった1日の阪神戦(甲子園)では岸田行倫捕手(27)との“ノーノーバッテリー”で5回8安打5四球6失点と乱れて今季6敗目。前回登板した8日の広島戦(東京D)では自ら指名した大城卓三捕手(31)との“トゴタク”バッテリーで臨んで完封し、この日も大城卓とのコンビで2試合連続完封となった。

 今季初の中5日。8回を116球で終えると、杉内俊哉投手チーフコーチ(43)とベンチで話し合いを持った。「杉内さんが来た時に、ちょっと代わろうかなと思ったんですけど、大城さんが“どうしても来い!”って言ったんで。行きました」と舞台裏を明かしたが、見事なバッテリーの呼吸だった。

 真夏の9連戦で2戦2完封。「ファンの方の声援のおかげで2勝できました。ありがとうございました!」との声も弾む。打線では0―0で迎えた4回に浅野翔吾外野手(19)が放った今季初安打が衝撃的な満塁アーチ。この一発が決勝打となった。

 「いやもう浅野さんが打っていただいたんで。もうこれは完封するしかないぞと先輩の意地で頑張りました」。

 2試合連続完封も完投もプロ初めて。「いやあの、初めての経験でちょっと疲れましたけど、やりました!」と戸郷。「次も完封目指して頑張りたいと思いますので、ファンの方のご声援で頑張れます。よろしくお願いします!」と最後まで頼もしかった。

 投球内容は9回で打者32人に対して126球を投げ、7安打無失点。8三振を奪って四死球はなし、直球の最速は149キロだった。

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