京都国際監督「健大さん、桐蔭さんが負けて異様な雰囲気」も、2年生左腕・西村完封「たくましく投げた」

[ 2024年8月14日 15:30 ]

第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦   京都国際4-0新潟産大付 ( 2024年8月14日    甲子園 )

<京都国際・新産大付>新産大付に勝利し、、アルプススタンドの応援団の元に駆け出す京都国際ナイン(撮影・椎名 航)
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 京都国際が新潟産大付を4-0で下し、4強に進出した2021年以来の16強に進出した。

 今甲子園初登板先発となった背番号11の2年生左腕・西村一毅が4回まで四球で走者を背負いながらも無安打無失点に抑える好投。5回には2死一、二塁のピンチをしのいだ。9回は満塁と攻めたてられたが、意地を見せ3安打138球で完封した。

 打線は7回2死二塁から2番・三谷誠弥(3年)が俊足を飛ばして二塁内野安打とし、一、三塁とチャンス拡大。続く3番・沢田遥斗(3年)が右前適時打で1点をもぎとった。

 さらに8回には相手投手の失策も絡んで1死二、三塁のチャンスから8番・清水詩太(2年)が初球でセーフティスクイズを決めて追加点。続く9番・西村が左中間適時二塁打、1番・金本祐伍(3年)の右前適時打と連打で突き放した。

 小牧憲継監督は西村について「本当に素晴らしかった」と称えた。この日、第1試合では今春選抜優勝の健大高崎、第2試合では優勝候補の大阪桐蔭が相次いで敗れ、「1試合目で健大さん、2試合目で桐蔭さんが負けて、球場一歩足を踏み入れた時に異様な雰囲気というか空気で…最後もすごい声援が聞こえてきた中で、たくましく投げてくれた」。

 エースの中崎も控えていたが「基本的には完投するスタンス。中崎もいつでもいける準備はしていた。タイミング合っていなかったので今日は最後まで西村でいこうと思った」と語った。

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