【甲子園100景】“逆転の報徳”の原点 創部30年目の初出場で見せた驚異的な粘り

[ 2024年8月12日 05:00 ]

1961年8月13日、倉敷工戦の延長12回、報徳学園が決勝のホームイン
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 【第43回大会1回戦(1961年8月13日)報徳学園―倉敷工】

 両チームともに無得点のまま、試合は延長戦へ突入。倉敷工は11回表、相手失策を足がかりに一挙6得点。試合は決まったかに思われたが、その裏に創部30年目で初出場の報徳学園が驚異的な粘りを見せた。6安打で6得点して同点に追いつくと、続く12回裏も1死満塁と攻め、貴田能典が右前サヨナラ打を放った。大会史に残る逆転劇を演じ、以降「逆転の報徳」と呼ばれた。

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