巨人・阿部監督「お互い必死にやり合った試合だった」 伝統の一戦で“スミイチ”逃げ切り勝ち

[ 2024年8月12日 21:15 ]

セ・リーグ   巨人1―0阪神 ( 2024年8月12日    東京D )

<巨・神>スタンドにあいさつする阿部監督(撮影・藤山 由理)
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 巨人は敵失で初回に挙げた“スミイチ”の1点を5投手の完封リレーで守り切り、阪神を下して3連勝。貯金を今季最多タイの11とした。

 初回、2死二塁から4番・岡本和の三ゴロが佐藤輝の一塁悪送球を誘って1点先制。この敵失で挙げたわずか1点を先発の山崎伊から高梨、船迫、バルドナード、ケラーの完封リレーで守り切った。

 山崎伊は序盤から球数がかさみながらも7回途中2安打無失点と二塁すら踏ませない好投で後半戦初、3試合ぶりとなる今季8勝目(4敗)。ケラーは昨季まで所属した古巣相手に移籍後初セーブをマークしている。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は「みんな頑張ってくれたんでね、うれしいです」と5投手の完封リレーにまずは安ど。

 今季初の中5日で先発して好投した山崎伊については「最初から飛ばしていってくれてたの分かりましたし、球数もちょっと増えてきちゃったんですけど。最後あそこまでいってくれると思ってなかったんで。チームにとってもね、素晴らしいピッチングでしたね、本当に」と称えた。

 継投については「相手も必死だと思いますし、こちらもね。お互い必死にやり合った試合だったんじゃないかなと思います」とし、2連投中だった守護神・大勢をベンチ入りメンバーから外して最後をケラーで締めくくったことについては「大勢が“上がり”なんでケラーでいくって決めてたんで。最後ドキドキしましたけどね、球速も上がってたし、ああいうピッチングができるんだなっていうのでね、感心しました」と振り返った。

 前日11日の中日戦(バンテリンD)で守備中に左手首を骨折して離脱したヘルナンデスに代わって3番には4月27日のDeNA戦(横浜)以来となる坂本を入れた。

 「もうそうするしかないのかなっていうのありますし。3番打てそうな人いませんので。なんとか、みんなでね。また日替わりになっちゃうかもしれませんし。上位は固定してね。下位はみんなチャンスだと思って。少ないチャンスですけどね。なんかつかんでほしいなと思いますね」。

 グリフィン、才木の投げ合いとなる第2戦に向けては「あしたもね、ロースコアになると思うんで。みんなで我慢してね、取れる1点取って勝ちたいなと思います」と話していた。

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