【甲子園】宮崎商は逆転負けで初戦敗退 県勢令和初勝利ならず 九州・沖縄勢は4校が初戦で姿消す

[ 2024年8月10日 10:20 ]

第106回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦   宮崎商3-4中京大中京 ( 2024年8月10日    甲子園 )

<中京大中京・宮崎商> 先発する宮崎商・上山 (撮影・亀井 直樹)
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 3年ぶり6回目の出場となった宮崎商は中京大中京(愛知)に逆転負けし、初戦で姿を消し、宮崎県勢の令和初勝利はならなかった。

 4回に失策もあり、2点を先制されたが6回、先頭・甲斐夢都(3年)が中前打でチャンスメークすると、1死二、三塁から6番・日高有希也(2年)が中犠飛。なおも2死二塁から7番・小倉侑大(3年)の中越え適時三塁打で同点に追いついた。

 2-2の7回には2死三塁から4番・上山純平(3年)の左前適時打で勝ち越しに成功した。

 ところが直後の7回、相手4番・杉浦、5番・仲に連続適時打を浴びて逆転を許すと、打線も反撃できなかった。

 3年前の2021年は智弁和歌山との初戦を前に、チーム内で新型コロナがまん延した影響で不戦敗。戦わずして甲子園を去った。

 聖地でプレーできなかった先輩たちの無念を晴らすように全力プレーを見せ、一時はリードしたものの史上最多7度の夏優勝を誇る強豪の前に涙をのんだ。

 8日には震度6弱の地震が地元を襲った。主将の谷口真(3年)が「宮崎県が大変なことが起こっている中、甲子園で試合ができるので本当に幸せだと思います。自分たちのハツラツとしたプレーで宮崎を明るく盛り上げたいです」と誓った通り、躍動したがあと一歩、及ばなかった。

 今大会、有田工(佐賀)、興南(沖縄)、明豊(大分)に続き、九州・沖縄勢4校目の初戦敗退となった。

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