【甲子園】有田工業・梅崎信司監督「本来、守りで勝つチーム」7失策に肩落とす「一番予想してなかった」

[ 2024年8月7日 13:54 ]

第106回全国高校野球選手権 第1日   有田工6-10滋賀学園 ( 2024年8月7日    甲子園 )

<第106回全国高校野球選手権 第1日有田工・滋賀学園>試合に敗れた有田工ナイン(撮影・大城 有生希)
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 第106回全国高校野球選手権大会(17日間)が7日、甲子園で開幕。有田工(佐賀)は滋賀学園に敗れ、2013年に続く開幕戦を制しての初戦突破はならなかった。

 1-3の4回に相手先発・脇本を攻め立て、4番・山口大誠(2年)の右前適時打など5安打を集中して3点を奪って逆転に成功。ただ、直後の5回にすぐさま同点に追いつかれると、4-4の8回に4失策もあり、一挙4点を奪われた。4-10の9回に連続適時打などで2点を返したものの及ばなかった。

 試合後、梅崎信司監督は「本来、守りで勝つチームがここまでエラーが出てしまったのが一番悔しいですね」と7失策に肩を落としつつも最終回の反撃に「本当に最後、粘りを見せてくれたのは素晴らしいと思います」と選手をねぎらった。

 8回は守備の乱れが失点に直結し「それが一番予想していなかったというか、ここまで守備の乱れが出るというのはうちとしては悔しい点ですね。一番やってきたところだったので」と指揮官。

 また、「石永が本来の出来じゃなくて、ちょっと県大会が終わってから少し肘に違和感があって、なんとか行けるところまでと思っていたんですけど、県大会の時と比べたら全然調子が悪くて球威も出てなかったですし、苦しいマウンドになってしまいました」と先発・石永煌希(3年)が左肘違和感で万全でなかったとし、8回無死満塁、2ストライクという場面で登板させた田中来空(1年)については「どこで変えるかというところだったんですけど、1年生にとっては一番苦しい場面で出してしまったなというのは私としても反省です」と継投のタイミングが難しかったとした。

 開幕戦という注目の一戦となったことには「選手たちは初回の守備は緊張が見られたかなと思ったんですけど、でも雰囲気を楽しめたなとは思います。選手たちが円陣で“今まででこんな中でやったことない”って言って、過去最高の舞台でできるということでわくわく感の方が強かったです」と気負わず戦えたとした。

 また、問題視されている暑さについては「入場行進で後ろで行進させてもらったり、ここ数日は昼間に練習したりさせてもらっていたので暑さに関しては問題なかったかなと思います」とし、開会式直後の第1試合ということから、有田工、滋賀学園ともに入場行進は最後だったことから、大きな影響はなかったとした。

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