【甲子園】有田工2年生4番・山口「打ち損じた」併殺で最後の打者となり涙「来年、絶対1勝」土持ち帰らず

[ 2024年8月7日 13:39 ]

第106回全国高校野球選手権 第1日   有田工6-10滋賀学園 ( 2024年8月7日    甲子園 )

<有田工・滋賀学園>4回、有田工・山口は右前適時打(撮影・井垣 忠夫)
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 第106回全国高校野球選手権大会(17日間)が7日、甲子園で開幕。有田工(佐賀)は滋賀学園に敗れ、2013年に続く開幕戦を制しての初戦突破はならなかった。

 1-3の4回に相手先発・脇本を攻め立て、4番・山口大誠(2年)の右前適時打など5安打を集中して3点を奪って逆転に成功。ただ、直後の5回にすぐさま同点に追いつかれると、4-4の8回に4失策もあり、一挙4点を奪われた。

 4-10の9回に連続適時打などで2点を返したもののなおも1死一、二塁で山口が遊ゴロ併殺。最後はヘッドスライディングで一塁に飛び込んだがゲームセットとなり、初戦で涙をのんだ。
 
 2年生ながら4番に座る山口は2安打も最後の打者となり「バットの先っぽに当たって、打ち損じた。自分が4番を任された以上、あそこは繋がないと。そこをつなげず、悔しい思いです」と涙が止まらなかった。先輩たちに「気負わず楽しくプレーしろ」と励まされたもののヒットが出ず「最後は打ちたかった」と目を真っ赤にして悔しさをにじませた。

 山口を筆頭に1~4番までの上位打線は2年生が並んだだけに「来年、またここに戻ってきて絶対1勝する。先輩たちの分まで、自分がチームを引っ張りたい。来年、来るつもりなので、甲子園の土は持って来ていません」ときっぱり。来年また、聖地に帰って来ることを誓った。

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