巨人・船迫お見事!1点差ピンチで火消し、そのままプロ初打席に入って初打点 阿部監督“おぉっ”

[ 2024年8月3日 20:29 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2024年8月3日    東京D )

<巨・ヤ>巨人・2番手の船迫(撮影・会津 智海)
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 巨人の船迫大雅投手(27)が3日のヤクルト戦(東京D)に2番手としてリリーフ登板。見事な火消しを見せたあとでプロ2年目にして初打席に立ち、いきなり初打点をマークした。

 先発左腕・井上温大投手(23)が勝利投手の権利を得るまであと1死と迫った5回2死から連続四球と安打で1点失って1点差に迫られ、なおも2死一、二塁とピンチが続いた場面で登板。わずか3球で中村を一飛に打ち取る見事な火消しを見せた。

 その裏、巨人打線が爆発した。ヘルナンデスの7号2ランに続いて岡本和が2者連発となる17号ソロ。さらに大城卓、岸田の捕手登録コンビがともに早くも猛打賞達成となる安打でつなぎ、泉口は四球で1死満塁とチャンスが続いた。

 ここで船迫はヘルメットをかぶり、そのまま打席へ。プロ2年目、通算72試合目で初めて打席へ入った。

 すると、相手2番手右腕・星がカウント1―1から投じた2球目、真ん中高めにきた149キロ直球を鋭いスイングで叩き、打球は中堅・太田の頭上を越えようかという大飛球。結局、直接捕球されたが、犠飛には十分で、三走・大城卓がチーム8点目のホームを踏んだ。

 “予想外”の結果に、巨人ベンチのチームメートは総立ち状態で大盛り上がり。阿部慎之助監督(45)も思わず口が“おぉっ!!!”と動いて破顔一笑し、うれしそうに拍手を繰り返した。

 プロ初打点の記念球も無事に巨人ベンチへ。船迫が涼しい顔でベンチに戻ってくると、ベテランの長野がうれしそうに頭を叩き、手荒い出迎え。4連敗中の巨人だが、ベンチのムードは最高潮だった。

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