楽天・小郷 前半戦4安打締め!ソフトバンク・近藤抜いたトップ97安打 今江政権最多貯金2呼んだ

[ 2024年7月22日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天12-5オリックス ( 2024年7月21日    ほっともっと )

<オ・楽>8回2死、小郷は右翼線二塁打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 日本が誇るヒットメーカーが輝いた地で、楽天のリードオフマン・小郷が2本の適時打を含む4安打とヒットパレードを奏でた。

 初回先頭で放った左前打が猛打の合図だった。2回無死一、三塁では右前へ、3回2死一、二塁では中前へ2打席連続の適時打。巧みなバットコントロールで広角に打ち分け、この日無安打だったソフトバンク・近藤を一気に追い抜き、2本差をつけてリーグトップ97安打で前半戦を終えた。12―5の大勝に導き「全打席いい集中力で臨めた。やるべきことをしっかりやる。(打率・296の)辰己に安打数だけは負けないように頑張ります」と同学年同期へのライバル心をのぞかせた。

 12球団で唯一、開幕からフルイニング出場を継続中だ。楽天では過去シーズン達成者がおらず「どんな試合でも見に来てくれているファンの方がいる。打って走って守って、代えられない選手を目指している」。自身と同じ背番号51のレジェンド・イチローが、オリックス時代に輝きを放ったほっと神戸(当時グリーンスタジアム神戸)で大活躍。イチロー氏は94年に当時プロ野球記録の210安打をマークし、この地からスターダムを駆け上がったが、96年生まれの小郷にとっては「マリナーズのイチローさんです」と苦笑いした。

 一時は最大借金9を抱えたが、創設20周年での交流戦初優勝を経て、就任後最多の貯金2で前半戦を折り返した今江監督は「若い力が中心になってくれ、思っていた以上にチームとして形になっている」。残り57試合、小郷を先頭にパ・リーグをもっとかき回す。(花里 雄太)

 ▼楽天・鈴木大(初回に右翼席へ3号3ラン)少し風が味方してくれた。皆が暑い中頑張って、前半戦ラストの試合をしっかり取ることができた。

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