【高校野球】選抜出場した東海大福岡エース佐藤翔斗が今夏初先発 116球の完投で8強一番乗り

[ 2024年7月13日 14:32 ]

<東海大福岡―沖学園>帽子が脱げながら力投する東海大福岡の背番号1・佐藤
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 選抜出場の東海大福岡は13日、沖学園との5回戦にエース・佐藤翔斗(3年)が満を持して今夏初先発。自己最速の145キロを計測するなど、9回6安打3失点で完投し、チームを2年連続のベスト8へと導いた。

 「昨年の先輩たちは8強。そこに肩を並べようという思いで9回を投げ切れました」

 選抜は出発2日前、右肩を痛めた。宇治山田商との初戦では完投したものの、5失点敗退。最速も138キロに終わった。選抜が終わり、右肩のリハビリ中は「人の何倍もやりました」と走り込み、体幹トレーニングなどを積み上げてきた。今大会前も制球面に課題があり、これまでの3試合は背番号10の西村壮が先発。3回戦(対北九州)では6回参考ながらノーヒットノーランを達成するなど急成長の2年生右腕に先を越された背番号1が存在感を見せた。

 準優勝した2015年以来9年ぶりの4強へ。「きょうは四球(4)が多かった。課題をつぶしていつも通りのピッチングをしたい」と佐藤。西村壮との2枚看板が完成した東海大福岡が、初の夏の聖地へあと3勝だ。

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