ウィリー・メイズさん死去 93歳、心不全 MLB通算660本塁打&伝説「ザ・キャッチ」

[ 2024年6月20日 01:30 ]

1954年のワールドシリーズでウィリー・メイズさんが見せた「ザ・キャッチ」と呼ばれる好捕
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 メジャー歴代6位の通算660本塁打、3293安打を放つなど「史上最高のコンプリートプレーヤー」と呼ばれたウィリー・メイズさんが18日(日本時間19日)死去した。93歳。アラバマ州出身。大リーグ機構が発表し、米メディアによると死因は心不全だった。

 走攻守そろった右打ちの外野手として活躍した。黒人リーグを経て、ジャイアンツでメジャーデビューした20歳の51年に新人王を獲得。翌52年途中から朝鮮戦争での兵役に就き、復帰した54年のインディアンス(現ガーディアンズ)とのワールドシリーズでは、第1戦で背走しながら中堅後方への飛球を好捕。シリーズ制覇の流れを生んだプレーは「ザ・キャッチ」と語り継がれ、大リーグの歴史で最高の守備の一つになった。

 米野球殿堂のインタビューによると、メイズさんは「問題なく捕れると思った」と当時を振り返った。「捕球以外にもいろいろやってきたから、人々がこれだけを語るのが理解できない」。本塁打王と盗塁王に4度ずつ輝き、54年から20年連続でオールスター戦に選出された。史上唯一の「3000安打、300本塁打、打率3割、300盗塁」を達成。全てに万能で、メジャー史上最高の選手に推す声は数多い。兵役により52年途中からのほぼ2シーズンを棒に振り、それがなければ偉大な記録はより多く積み上げられていた。

 歴代最多の通算762本塁打したバリー・ボンズの名付け親であり、ソフトバンク・王貞治球団会長らの世界少年野球大会にも携わった。晩年も球場に足を運び、野球への情熱は変わらなかった。

 ウィリー・メイズ 1931年5月6日生まれ、米アラバマ州出身。黒人リーグを経て50年にニューヨーク・ジャイアンツと契約。51年に新人王に輝いた。朝鮮戦争での従軍を挟んで54年に打率.345で初の首位打者に輝きMVPを受賞。ワールドシリーズも制覇した。メッツに移籍し73年に現役引退。MVP2度、首位打者1度、本塁打王4度、盗塁王4度、ゴールドグラブ賞12度、79年に米野球殿堂入りした。現役時代のサイズは1メートル78、77キロ。右投げ右打ち。

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