巨人・阿部監督「2安打でも勝てるんだな」 東京ドームで2安打ながら3得点は初 坂本が劇的3ラン

[ 2024年4月25日 21:37 ]

セ・リーグ   巨人3―2中日 ( 2024年4月25日    東京D )

<巨・中>2位に浮上した巨人・阿部監督はファンにあいさつする (撮影・西川祐介)
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 巨人は今季最少のわずか2安打で中日を下し、2位に浮上した。

 5回まで相手先発右腕・柳に無安打投球を許していたが、0―2で迎えた6回だった。

 まずは先頭の吉川が右翼フェンスを直撃する二塁打を放ち、待望のチーム初安打。菅野の代打・大城卓と門脇はともに初球を打って左飛に倒れたが、佐々木が四球でつないだ2死一、二塁で第3打席に入った坂本が2球目の内角高め直球を左翼スタンドに放り込んだ。0―2の劣勢を一瞬でひっくり返す一発。まさに千両役者の活躍だった。

 巨人の2安打以下での勝利は2020年8月18日の阪神戦(東京D)以来4年ぶり。2安打以下で3得点以上は1999年9月12日の阪神戦(甲子園)以来15年ぶりで、東京ドームで2安打以下ながら3得点は初となった。

 試合後、阿部慎之助監督(45)との主なやりとりは以下の通り。

 ――重苦しい空気を変えたのは坂本の一発。

 「本当にもうね、ひと振りで決めてくれました」

 ――チームとしてもなかなか本塁打が出ていなかった。坂本の本塁打で勝った。

 「凄く大きいですし、2安打でも勝てるんだなと思いながら最後、見てました」

 ――6回2失点で菅野に勝ちが付いた。

 「あまり調子は良くなさそうだったんですけど、なんとか粘って、粘ってというのが、こちらからも見えた。普通だったら6回2失点はナイスピッチングだと思いますんで、また次やってくれると思います」

 ――今週から9連戦。最初のカードを勝ち越した。明日に向けて。

 「明日からもまた大事になる。前回、ベイスターズに負け越しているのでなんとか勝ち越せるように初戦みんなで頑張りたいなと思います」

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