高橋慶彦氏が広島カープの伝説・衣笠祥雄氏の命日に偲ぶ「ボール怖いなら野球辞めちまえ」

[ 2024年4月24日 16:13 ]

現役時代の広島・衣笠祥雄氏の豪快なバッティング
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 広島で盗塁王3度の高橋慶彦氏(66)がYouTube「よしひこチャンネル」を更新。広島の大先輩で、恩人でもあるカープレジェンド衣笠祥雄氏の命日に思い出を振り返った。

 4月23日は衣笠氏の6回目の命日だった。

 高橋氏は「キヌ(衣笠)さんがいなかったらここにいない」と明かした。

 若手時代、ある試合で頭部に死球を受けた高橋氏は恐怖心から打撃に影響が残った。

 衣笠氏はそれを見抜いた。そして「慶彦、ちょっと来い」と呼び出された。

 いつもニコニコして優しい人で大好きだったが、やはり若い高橋氏にとっては怖い人だった。その衣笠氏に「ボールが怖いなら野球辞めちまえ」と怒られた。

 「怖いものより怖いことがあると怖いもの忘れるよ」と、衣笠氏に怒られるよりは死球の方がマシと開き直れるようになった。

 「今ならパワハラ、モラハラ、セクハラって叱るのも難しいけどね。あの人の野球に対する姿勢は凄かった」と明かした。

 現役引退まで2215試合。骨折しても連続試合出場した鉄人の言葉は重かった。

 高橋氏は衣笠氏は「ファ―ストの守備もめちゃうまかった。ショートバウンド捕ってくれた」「初めて銀座に連れて行ってくれたのもキヌさんだった」と故人をしのんだ。

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