下柳剛―矢野燿大の阪神バッテリーが奪った最高の三振は?「城島健司を3ボールから…」

[ 2024年4月24日 15:07 ]

阪神時代にバッテリーを組んだ下柳剛投手(右)と矢野燿大(矢野輝弘)捕手
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 元阪神監督の矢野燿大氏(55)が、下柳剛氏(55)の公式YouTube「柳に風」に出演。2003年の日本シリーズ、阪神―ダイエー(現ソフトバンク)戦で城島健司から奪った思い出の三振を振り返った。

 下柳氏が矢野氏とのバッテリーで最高の三振があるという。「城島を3ボールから三振取ったやつ」

 2勝2敗で迎えた第5戦。2―1ダイエーリードの6回2死二塁の場面だった。

 その年の城島はシーズン打率・330、119打点とチャンスに強く、相手先発が斉藤和己で、追加点は日本シリーズ敗退を意味するほど重要な場面だった。

 そのとき、マウンドの下柳氏のところに矢野氏が来て、「2ボールにしようか」と持ちかけたという。

 「城島はバッティングカウントになるとバッティングが粗くなるから」と、賭けに出た。

 下柳氏のミスで3ボールになったが、4球目ストライク。5球目をファウルでフルカウントに持ち込むと、6球目にフォークで三振に取った。

 下柳氏は「城島の悔しがる顔より、矢野のガッツポーズの方が(ッ記憶に)残ってる」というバッテリー会心の勝利だった。

 矢野氏も「ファーストストライクは(打者の)集中力も高い。しかも城島は超積極的に来るから(三振を)取りにいくのが一番危ない」と四球覚悟のリードで奪った三振っだったと振り返った。

 阪神はその裏 2点を挙げて逆転勝利。3勝2敗で日本一に王手をかけた。

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