巨人 悪送球で勝ち越し許して3位に後退 打線深刻…9試合連続2得点以下 赤星に遠い今季初白星

[ 2024年4月24日 21:08 ]

セ・リーグ   巨人2―3中日 ( 2024年4月24日    東京D )

<巨・中>気迫あふれる表情!2回、萩尾の適時三塁打で激走生還する岡本和 (撮影・西川祐介)
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 巨人は中日に失策で勝ち越しを許して連勝ならず、貯金1。中日に抜かれて再び2位から3位に後退した。

 今季2度目の先発マウンドに上がった赤星が初回、カリステに左翼ポール直撃の1号2ランを被弾。開始から11球で2点先制を許したが、2回に萩尾の適時三塁打で1点差とすると、岸田の犠飛で同点。その後は赤星、涌井と両先発右腕が踏ん張り、2―2のまま試合が進行した。

 だが、7回だった。赤星が先頭・木下に左翼線二塁打を許し、代走に俊足の尾田。犠打で1死三塁となった。

 ここで打席に迎えたのは涌井の代打・大島。その4球目で空振りを取った際、リードの大きい尾田を見て捕手の岸田が三塁へけん制球を投げたが、この送球が帰塁した尾田の足に当たる間に勝ち越しの本塁生還を許し、これが相手の決勝点となった。

 巨人は2―2で迎えた3回に2死満塁としたが、無得点。4回にも岸田、吉川の連打で無死一、二塁の勝ち越し機を迎えたが、赤星の送りバントを昨季まで同僚だった相手一塁手・中田の好守に阻まれ三塁憤死。なおも1死一、二塁と好機が続いたが、あと一打が出なかった。

 巨人打線はこれで9試合連続2得点以下、かつ10試合連続3得点以下。赤星は7回で102球を投げ8安打を打たれながらも3失点(自責2)と粘投したが、昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季初勝利を逃し、今季2敗目。

 なお、巨人は1993年6月30日中日戦から7月14日広島戦までの12試合連続2得点以下が球団ワースト。9試合連続2得点以下は2021年10月5日ヤクルト戦~10月14日阪神戦以来、球団ワースト2位タイとなっている。

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