帰ってきた「25」に大歓声→どよめき DeNA・筒香 1657日ぶり日本でのプレー、第1打席は死球

[ 2024年4月20日 13:14 ]

イースタン・リーグ   DeNA-巨人 ( 2024年4月20日    横須賀 )

初回、死球を受けた筒香(撮影・島崎忠彦)
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 5年ぶりに古巣・DeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が20日、イースタン・リーグの巨人戦(横須賀)に「4番・DH」でスタメン出場。19年10月7日の阪神とのCSファーストS第3戦(横浜)以来、1657日ぶりとなる国内でのプレーで大観衆を沸かせた。

 おなじみの応援歌がスタンドから沸き起こる。大歓迎ムードの中、筒香は打席に向かった。初回2死二塁、巨人先発の長身左腕・メンデスと対戦。しかし初球の内角直球が右腕を直撃し、死球となると球場にはどよめきが渦巻いた。帰ってきた男は一瞬、顔をしかめたが、その後は平然と一塁へと向かった。

 筒香は米大リーグ・ジャイアンツを自由契約となり、今月16日に5年ぶりの古巣復帰を発表。18日に行った本拠・横浜スタジアムでの公開入団会見には小雨の中、9600人のファンが駆け付けた。DeNAの10年間で977安打、205本塁打、613打点を記録した大砲。周囲の期待の大きさは並大抵のものではなかった。

 この日の横須賀スタジアムも“筒香一色”だった。午後1時開始にもかかわらず、午前4時25分に到着した家族連れを先頭に、大勢のファンが列を形成。球団は急きょ、開門時間を35分早めて対応した。

 さらに試合中にも異例の形で、押し寄せるファンに対応した。初回終了後、外野席を開放する旨のアナウンスが場内放送で流された。場内では多数のファンが立ってままで試合を観戦していたが、混雑を解消するために異例の対応を取った。

 チームはオースティンが右太腿裏の肉離れで離脱。左翼手の佐野が一塁へ回っているが、筒香は一塁か外野で起用される見込みだ。三浦監督は前日19日のヤクルト戦前には「その(試合出場)後については当日の体調を見て決めていきます。未定です」と慎重な姿勢を見せていたが、体調を万全にしたうえでの1日も早い1軍合流を待ち望む。

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