報徳学園が変身春1勝 今朝丸はスロー調整中で登録外、間木は背番1→10「悔しさバネに」

[ 2024年4月20日 18:41 ]

高校野球兵庫春季大会2回戦   報徳学園3―1尼崎小田 ( 2024年4月20日    高砂 )

<報徳学園・尼崎小田>観客席でアゲアゲホイホイを踊る報徳学園・今朝丸(撮影・河合 洋介)
Photo By スポニチ

 報徳学園が準優勝した今春選抜後初の公式戦を迎え、尼崎小田を3―1で下して16強に進んだ。

 雪辱の夏へ新戦力発掘の春が始まった。初戦の先発は、背番号11の左腕・伊藤功真(3年)に託された。8回7安打1失点と起用に応え、「直球が走っていなかったけど、ズルズルといかずに変化球を増やして修正できました」とうなずいた。

 公式戦初先発で「7番・一塁」の真栄田健心(2年)は、適時打2本でチーム全打点を挙げた。選抜登録外から背番号17を奪い、県大会初戦から光った。

 選抜からチーム編成が変わった。今春選抜で「4番・一塁」だった斎藤佑征(3年)は、外野転向で背番号7を背負う。選抜で「2番・中堅」だった福留希空(3年)が背番号13に変わり、代わって選抜で出場2試合だった西川成久(3年)に背番号8が与えられるなど競争が活性化。大角健二監督は、「新戦力が出てこないと夏は厳しい。調子がいい選手を使える状態にしたい」と夏に向けてさらなる成長に期待した。
 
 今大会では、今秋ドラフト上位候補右腕の今朝丸裕喜(3年)を選抜時の背番号「10」から「1」に変更して登録。ただし、選抜後は疲労を考慮されてスロー調整中で、実戦登板からも遠ざかっていたために登録を抹消。大角監督は「去年は選抜から春季大会まで突っ走ったので、夏に調子を落としてしまった。今年の選抜後は慎重に調整させていて、その分調整が間に合わなかった」と説明した。

 代わって背番号1で登録された上阪昊誠(こうせい=3年)は3―1の9回から登板し、1回無失点の好投で試合を締めくくった。

 選抜でエースナンバーだった間木歩(3年)は、背番号10で登録された。大角監督は「(背番号1ではない理由は)本人が一番分かっていると思う」と奮起を促し、間木自身も「この悔しさをバネに成長したい」と決意を新たにした。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月20日のニュース