ロッテ・ドラ2大谷 同姓のスーパースター超え166キロ宣言「投手として超えたい」

[ 2023年11月11日 05:30 ]

入団合意したロッテのドラフト2位・大谷輝龍(左)と育成3位の高野光海
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 シン大谷になる。ロッテからドラフト2位指名された大谷輝龍投手(23=日本海・富山)が10日、富山県高岡市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円(金額はともに推定)で合意。エンゼルスからFAとなった大谷翔平とは違う“大谷像”を築くことを誓った。

 今をときめく同姓のスーパースターは「人として憧れている」存在。だが、憧れだけでは終われない。「二刀流はできないけど、投手としてはいずれ超えたい」と宣言。最速159キロの直球が武器で「目標は165キロ…いや166キロを目指します」と大谷の持つ日本投手最速165キロを上回る数字を掲げた。

 先月29日に指名あいさつが行われたのは高岡商工ビルだったが、この日の入団交渉の会場となったのは球団側の配慮もあり、ホテルニューオータニ高岡。「大谷さんなので」と球団関係者は明かし、新しい大谷伝説への期待感をにおわせた。

 即戦力として勝ちパターンの終盤での救援を期待されており、本人も「リリーフや抑えが今の僕が一番輝ける場所だと思う」と認めるが、将来的には先発を志望。追い求めるのは「当たらないストレート」を投げる投手だ。

 「真っすぐだと分かっていても空振りを取れる。先発でも、そういうボールを投げる投手になりたい」

 JFE東日本、伏木海陸運送と2つの社会人チームを退部し、独立リーグからつかんだ夢への一歩。何と呼ばれたい?と問われると「大谷さん」と答えた。シン大谷さんは、どこまでも直球勝負を貫く。(大内 辰祐)

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