【アレのアレをありがとう】「先の見通しがいい」パインアメが来季も後押し

[ 2023年11月11日 05:15 ]

試合中、パインアメを口にする岡田監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 1985年以来、38年ぶりの日本一に輝いた岡田阪神。スポニチでは「アレのアレをありがとう」と題して、猛虎にゆかりのある人物、団体などから届いた歓喜の声を随時紹介する。第2回は岡田監督が試合中に好んで口にすることで話題となった「パインアメ」を製造するパイン株式会社。

 今年、岡田阪神の快進撃に伴って話題となったのは「アレ」…そして「パインアメ」だろう。指揮官が試合中に好んで口にするアメとして一躍、注目を集めた。その製造元であるパイン株式会社の広報・井守真紀さんも、驚きとともに「アレのアレ」を喜ぶ一人だ。

 「岡田監督にお召し上がりいただけているということで、すごくパインアメが絡ませていただいて、ありがたい形になりました」

 7月下旬のテレビ番組で「パインアメ」が取り上げられたことをきっかけに、人気に火が付いた。「“もしかしたら、すごいことになるかも”と社内でチラッと話は出ていましたが、まさか、こんなにすごいことになるとは」。もともと看板商品だったが、想定外のペースで売れた。8、9月の関西地区での売り上げは昨年同時期の2倍強となり、生産が追いつかなかった。同社Xのフォロワー数も一気に1万人ほど増。新たに男性からの問い合わせも急増した。

 創業72年。井守さんは「こんなに話題になったり、売り上げが伸びたのは本当に初めてじゃないかなと思います」と笑うが、それも同社が愛される商品を長きにわたって作り続けてきたからこそ。偶然、岡田監督とつながりが生まれ、“ウィンウィン”の関係を築くことができたわけだ。

 「(来年も)パインアメを作って岡田監督がお召し上がりになって、それで阪神が勝つ…みたいな感じになれば最高だと思っています。パインアメって穴が開いているので、先の見通しがいいアメと勝手に言っているんですけど、それで来年も見通しが良くなればいいなと思っています」

 同社では商品の形状(◎)から、それを2つ重ねた「8」がそろう8月8日を「パインアメの日」と定め、日本記念日協会にも登録されている。今季18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に輝いた岡田阪神。来季8度目の日本シリーズ進出へ向けても、視界良好だ。 (惟任 貴信)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月11日のニュース