15日から広島戦の阪神 “苦手”なマツダで「10年ぶり2度目」の3戦全勝に期待

[ 2023年8月1日 07:00 ]

13年7月7日、広島・前田健太に投げ勝った阪神・藤浪(左)は和田豊監督とハイタッチ
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 【タイガース データ】プロ野球は基本3連戦を1カードとして行われるため、〇〇戦同一カード勝ち越し・負け越しは相性の良し、悪しの指標になる。中でも同一カード3連戦全勝・全敗は特別だ。

 7月15日から甲子園で開催された中日3連戦で阪神は1、2戦を連敗。調べたところ、阪神は98年7月を最後に甲子園の中日戦でカード3戦全敗を喫したことがなかった。17日の3戦目に勝って「25年ぶり」は阻止したが、興味深い記録だ。本拠の有利があるとはいえ、相手は99年以降5度のリーグ覇者。対セ5球団で調べてみると、6年を超えて「甲子園3連戦全敗」阻止継続中は中日戦だけと意外な結果が出た。

 ならば敵本拠ではどうか。昨季まで5年連続負け越しの中日・バンテリンドームは、最新の3連戦全勝は6年前の17年8月。97年の開場から07年7月、13年8月の3度しかない。

 ヤクルト・神宮では15年を最後に3連戦全敗しておらず、今季5月には2年ぶりの3連戦全勝。鬼門のイメージは過去のものか。逆にかつて得意としたDeNAの横浜スタジアムでは昨季4月、07年以来15年ぶりの3連戦全敗。さらに同年6月からは13連敗中。新たな鬼門になっている。

 「同一球場3連戦」で調査した今回、バンテリンドームに並ぶ苦手が判明したのが広島のマツダスタジアムだ。09年開場のセ本拠で最も新しい同球場で、3連戦全勝は13年7月5日~7日の1度しかない。カードで区切らない3戦3勝を含めても18年に1度あるだけ。現在首位攻防を繰り広げる相手だけに15日からの3連戦ではぜひ「10年ぶり2度目」を決めておきたい。(記録担当・桐山 章)

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