DeNA 0―0延長12回に牧が千金14号決勝ソロ!三浦監督も「ベンチ総立ちで興奮」会心デスターシャ

[ 2023年7月9日 17:39 ]

セ・リーグ   DeNA1ー0巨人 ( 2023年7月9日    東京D )

<巨・D>延長12回、ソロを放った牧はデスターシャを決める(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAが0ー0の延長12回に牧秀悟内野手(25)の先制14号ソロで激闘を制した。チーム勝ち頭となる8勝(2敗)を挙げている東克樹投手(27)が先発。7回78球2安打無失点の快投も、5試合連続勝利はならなかった。

 打った瞬間だった。0―0の延長12回。先頭の佐野が中飛に倒れた後に打席に入った牧は、相手6番手・菊地が投じた5球目、真ん中やや高めに甘く入って来たスライダーを見逃さなかった。フルスイング一瞬。打球は右翼席中段に突き刺さった。頼れる4番の14号ソロでようやくスコアボードに「1」が刻まれた。

 歓喜の牧は、歓声と悲鳴がこだまする東京ドームのダイヤモンドをはねるように1周。ベンチの出迎えの最後には仲間たちと会心のデスターシャを決めた。

 試合後に三浦監督は「全員が打球見て立ち上がっていましたし、興奮してました」と興奮気味に4番の一振りを振り返った。牧は敵地でのヒーローインタビューで、決勝弾の感触について「打った瞬間、感触が良かったのでいったかなと思いました」と満面の笑みで歓声に応えた。

 東と相手先発・メンデスの息詰まる投手戦となった一戦。お互いスコアボードにゼロを並べ続ける中、最初に動いたのは三浦監督だった。8回2死二塁の場面で、7回を終え78球わずか2安打しか許していない東の交代を決断。代打に楠本を送り1点を取りに行った。結果は一塁方向への痛烈なライナーとなったが、中田にジャンピングキャッチされ得点を奪うことができなかった。

 打線はメンデスの前に8回まで散発の単打4本。9回には佐野が唯一のマルチ安打で出塁するも得点には結びつかなかった。

 8回はウェンデルケン、9回は伊勢、10回は森原、11回はエスコバー、12回は守護神・山崎が得点を許さず。総力戦で延長12回の激闘を制した。

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