エンゼルス・大谷 MVP記者投票2回連続1位 “鉄人”ぶりでもジャッジに差付けた

[ 2023年6月14日 02:30 ]

<レンジャーズ・エンゼルス>12回、勝ち越し2ランを放ち迎えられる大谷(中央)(撮影・会津 智海)
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 大リーグ公式サイトが12日(日本時間13日)、同サイトの記者47人の投票による第2回MVP模擬投票を実施。エンゼルス・大谷が1位票23票を集め、ア・リーグトップだった。5月上旬に行われた第1回の1位票30票から7票落としたが、2回連続でトップ票。同サイトは「ここ最近の投手での苦戦を打者として余りあるほど補い、エ軍のワイルドカード争いを支えている」と評価した。

 2位はこの日大谷に抜かれリーグ2位となった19本塁打のヤンキースの主砲ジャッジで、1位票は12票獲得。昨季のMVP争いに続く最大のライバルで、MVPレースでも2年連続の一騎打ちが予想される。ただ、ジャッジは右足親指の打撲とじん帯の捻挫で現在、負傷者リスト(IL)入り。リーグ3位の17本塁打のアストロズ・アルバレスも右脇腹痛で、IL入りしている。スポーティング・ニューズのスローン・ピーバ記者は、この現状を踏まえて「大谷は何でもできてチームをけん引する“ユニコーン”(唯一無二の存在)。この男(大谷)が断トツMVPだ」と断言した。

 米メディアによればジャッジは長期離脱こそ免れたが、復帰時期は未定。これにより、過去3年間、IL入りすることなく二刀流でフル回転する大谷の“鉄人”ぶりが、大きなアピールポイントになっている。ジャッジは本塁打王争い同様、オールスター戦のリーグ最多得票でも大谷に次ぐ2位。大谷がリーグ最多得票での選出となれば「ファンの支持」という大きなアドバンテージを得るため、記者投票となるMVPレースにも大きな影響を及ぼすのは必至だ。

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