DeNAバウアーが3安打で来日初完投の4勝目 中4日で最多12奪三振の快投 チームは交流戦首位を守る

[ 2023年6月14日 20:08 ]

交流戦   DeNA2―1日本ハム ( 2023年6月14日    横浜 )

<D・日>9回、加藤豪から三振を奪い、完投勝利を挙げ吠えるバウアー(撮影・光山 貴大)
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 DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が14日の日本ハム戦(横浜)に先発し、9回3安打1失点で来日初完投勝利で4勝目を飾った。チームは3連勝で交流戦首位を守った。

 3回までは150キロを超える速球は1球だけ。コーナーを突き、凡打の山を築いてリズムを作った。打者2巡目で中軸を迎えた4回には、4番の万波に対して、最速154キロを記録。メリハリのついた投球で球数少なくアウトを重ねた。

 打線が5回にソトの中越え2点二塁打で先制。リードをもらうと、6回2死からはアルカンタラを高め直球で空振り三振に斬り、頭で両手を合わせ、刀をさやに納めるポーズ「ソードセレブレーション」を披露した。

 7回に万波にソロ本塁打を浴び、7戦連続の被弾となったが、8回を3者凡退に抑えると、9回1死三塁のピンチでは、清宮をナックルカーブで空振り三振。続く加藤豪将には、この日の112球目で156キロ直球を投げ込むなど、最後まで球威は衰えず。113球で投げぬき、来日最多の12三振をマークした。

 バウアーについては、米紙USAトゥデー(電子版)が13日(日本時間14日)、レッズからFAになった20年末に米アリゾナ州で女性に性的暴行を加えたことについて報道。球団は「この件については、新しい訴訟のニュースとして報じられていますが、契約以前に我々に共有されていた内容と同一であり、過去の情報がニュースになっているように見えます。記事にある詳細や内容については(球団として)答える立場にありません」とコメント。バウアー自身も周囲のけん騒を封じ込める快投だった。

 これで交流戦は3戦3勝。球団では19年のエスコバー(12試合3勝1敗)以来の交流戦シーズン3勝で、先発に限ると、球団では17年の浜口以来、6年ぶりとなった。

 ▼バウアー (日本語で)ヨコハマ、サイコウチョ~!ファンの皆様のおかげで、本当に最高潮です、ありがとうございます。(中4日の登板は)いつも通り。素晴らしい調子だった。早いカウントからスイングをさせることができ、守備がすごくいい守りをみせることができた。キャッチャーの伊藤が素晴らしいリードで、本当は完封だったと思うんですけど、僕のせいで完封を逃してしまいました、本当に伊藤には申し訳なく思っています、ごめんなさい。最後まで投げ切ってキャッチャーとハグするのは、本当に久しぶりのことだったので、素晴らしい気分でした。

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