落合博満氏「バットの長さは気にならない」 材質や木目にまでこだわる一方で…その理由とは

[ 2023年6月6日 17:00 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。現役時代のバットについて、語った。

 落合氏はバットの長さについて「(最初は)34インチ(約86・36センチ)からだよ」とし、そこから34.5インチ(約87.63センチ)に変更したという。約1.3センチ長くした理由については「大した理由はなかったと思う。何の気なしに“34.5を作ってくれ”っていうようなことで作って、それがしっくりきたっていうことなんだろうとは思うけどね。長さってそんなに気にはならないはずだよ」と話した。現役最後の日本ハム時代には35インチ(約88.9センチ)のバットも使ったことがあったという。

 材質や木目の流れまで気にしてバットを選んで使っていた落合氏だが、長さについてはそこまで繊細にはならなかった。そこにはバットに対する時代背景がある。「我々の時代っていうのは、バット工場へ行ってバットを作るっていうのは、そうはなかった時代だからね。買ってた時代だから」と落合氏。オーダーメードではなく既製品から選んでいたという。「(既製品を)何種類か持ってきてもらって、自分に合うか合わないかを試しで振ってみて、それを買っていった」と語った。

 ロッテ時代に3度の3冠王に輝いていたが「我々の時代っていうのは、そんなに契約してる選手っていうのは球団に何人もいない時代なんでね。自分の給料を野球道具に使ってたんだよ。今みたいに用具提供なんてある時代じゃないから。だからバット工場行ったのは、けっこう後になってからだよ。中日に入ってからだと思う」と話していた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月6日のニュース