青学大8強入り プロ注目の先発・下村は血豆にも負けず力投 巨人・桑田ファーム総監督らも視察

[ 2023年6月6日 19:20 ]

全日本大学野球選手権   青学大5―1国際武道大 ( 2023年6月6日    東京D )

<国際武道大・青学大>先発した青学大・下村(撮影・大城 有生希)
Photo By スポニチ

 17年ぶり出場の青学大がベスト8進出。今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・下村海翔投手(4年=九州国際大付)は血豆ができるアクシデントにも耐え、6回4安打1失点と力投。リードを守ってマウンドを降り、「チームが勝てたことが1番ですけど、個人的には全然力を発揮できなかった」と振り返った。

 「足が震えるくらい緊張した」

 高校では甲子園の出場はなく、大学でも初の全国の舞台。戦国東都で厳しい戦いを勝ち抜いてきた下村でも、全国の雰囲気は独特だった。

 初回から150キロを計測するなど球は走っているように見えたが「想像以上に緊張してしまい、ちょっと力任せに行き過ぎた」。この力みが原因で4回には右手中指に血豆ができるアクシデントに見舞われた。それでも、4回無死満塁からの内野ゴロの間の1失点でまとめ、「プロを目指してずっとやってきているので、こういう注目される舞台で投げられるのはすごく幸せなこと」と全国デビューを締めくくった。

 ネット裏では多くのスカウト陣が視察。巨人の桑田ファーム総監督は「非常にいいですね。球質もいいですし、マウンドさばきもいいので楽しみな選手です」と評価した。

続きを表示

野球の2023年6月6日のニュース