仙台大に146キロ左腕のアーニャ登場　「アーニャ、勝利が好き」　プロ注目の辻本主将も感謝

全日本大学野球選手権　1回戦   仙台大4―1桐蔭横浜大 （ 2023年6月6日    神宮 ）

＜桐蔭横浜大・仙台大＞盛り上がる仙台大応援団（撮影・木村　揚輔）
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　仙台大が4―1で桐蔭横浜大を下し、2回戦に駒を進めた。

　0―0で迎えた7回、三塁側内野席に「仙台大のアーニャ」が登場した。アマゾンで購入したピンクのカツラにかわいい衣装。漫画「SPY×FAMILY」の人気キャラクター・アーニャ・フォージャーに扮して応援台に立ったのは池田亮太投手（3年）だ。昨年のリーグ戦では春、秋ともにベンチ入りした最速146キロ左腕。今春のリーグ戦からスタートしたコスプレでの応援に応援席のボルテージは急上昇した。
　
　「去年のハロウィンで披露したのがきっかけでした。応援でも皆から“やってよ！”と言われてやることになりました。ネットでも話題になってしまって…全国の舞台でやることにプレッシャーもありました」

　アーニャの応援を力に変えたナインは延長10回タイブレークの末、4―1で桐蔭横浜大を下した。試合後にはプロ注目の辻本主将が「寮でも見慣れています。相手を攪乱できているかなと思います。力になっています」と後輩のサポートに感謝した。

　ベンチ入りはならずともチームの力になる池田は「話題になるのはうれしいんですけど、選手として悔しい部分もある。秋のリーグ戦はベンチに入って応援される側として頑張りたいと思います」と語った。そして、最後に「アーニャ、勝利が好き」と同キャラクターのセリフで勝利を喜んだ。（柳内　遼平）