ヤクルト・村上の56号記念碑 着弾点の右翼席階段付近に誕生

[ 2023年6月6日 05:30 ]

日本選手最多更新のシーズン56号ソロを放った村上
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 ヤクルトの本拠地である神宮球場が、村上宗隆内野手(23)が昨季樹立した日本選手最多56本塁打の記念モニュメントを設置することが5日、分かった。今月中にも着弾点である右翼席の階段付近に設置される予定だ。チームは5位ながら3連勝中で主砲も6月は打率・333。球場名物となりそうな新スポットの誕生とともに、巻き返しを狙う。

 「村神様」の偉業が神宮球場に刻まれる。昨季レギュラーシーズン最終戦の最終打席で村上が放った日本選手最多の56本塁打。巨人・王貞治の55本を58年ぶりに塗り替えて「最高のご褒美。偉大な方の記録を破ることができてうれしい」と喜びを表現した功績が、記念モニュメントとして新設される。

 設置場所は豪快に飛ばした56号の着弾点である右翼席の階段付近。ヤクルトファンだけでなく、プロ野球ファンの記憶にも残る放物線の先に新モニュメントが誕生する。同球場では、21年に20年ぶりの日本一を達成したメンバーの手形プレートも右翼席につながる階段下に設置されており、ファンが記念撮影するスポットに。今月中にも、新たなスポットが増えることになる。

 球団初のリーグ3連覇を狙うチームは、今季は5月に屈辱の12連敗を喫して最下位に転落。しかし、連敗を脱出後は勢いを取り戻し、4日の楽天戦で3連勝を決めて5位に浮上した。開幕当初は不振だった村上も6月はまだ3試合ながら、打率・333、1本塁打、4打点と好調。昨季は打率・410、14本塁打、35打点の大暴れで月間MVPを獲得した6月は、チームも19勝4敗だった。

 3連勝した4日の楽天戦前の円陣で村上は「12連敗の借りを返すにはあと10勝。10連勝するくらいの気持ちでやっていきましょう!」と声を張り上げていた。本拠地のモニュメント新設を後押しに、チームも村上も、ここから本領を発揮する。

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