藤本コーチが語る阪神・中野の“エリア51” 「守備足」の速さで前方の弱い打球もフォロー

[ 2023年5月23日 07:30 ]

阪神・中野
Photo By スポニチ

 阪神の二塁を守る中野は、深い位置で備える「エリア51」について「ボテボテの打球が来たらしょうがないくらいに割り切って逆に横の打球を広く捕ろうという意識が守備位置につながっている。後ろを守ることによって、後ろのフライも捕りにいける」と自己分析した。

 昨季まで守った遊撃と比べて一塁ベースまでの送球距離が近くなったことについても「ほぼ100%ぐらい、捕ることに集中できる。送球の負担が減る分、広く守れている」とプラス要因に挙げた。コンバートの効果で遊撃では昨季リーグ最多を数えた18失策が今季は開幕から30試合目まで無失策を続け、40試合を消化した22日時点で3にとどまる。

 岡田監督の1次政権2年目の05年に遊撃から二塁に移り、同年のリーグ優勝に貢献した経験を持つ藤本内野守備走塁コーチは同じ道をたどる中野の長所を「守備足にある」と表現した。21年に盗塁王になった足の速さもさることながら、反応の速さやフットワークの軽さが生きているようで、前方の弱い打球でも「あいつだから間一髪に持ち込めている」と信頼を寄せた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月23日のニュース