ソフトB・リチャード　天性の長距離砲覚醒へボールとらえる「確率上げる」　西武・山川と自主トレ

打撃練習するリチャード（撮影・白鳥　佳樹）
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　西武の山川と沖縄自主トレを行っているソフトバンクのリチャード内野手（23）は22日、浦添市内で取材に応じ「飛距離は要らないです。確率を上げたいです。（ボールを）とらえる確率を増やしたい」と　勝負の6年目にかける思いを語った。

　昨季はウエスタン・リーグ新記録となる29本塁打を放ったが、1軍では23試合3本塁打、打率・159。師匠の山川からは「24時間、野球の意識を強く持てば僕のことなんて、すぐ抜く」と言われる天性の長距離砲だが、新たなシーズンは飛距離よりも柵越えを意識し「（山川から）かなわないって言われますけど、うのみにせずに、自分が変わればいい結果が出る」と成果だけを追求すると誓う。

　リチャードは“24時間野球漬け指令”について「全然、できていない」と苦笑いする。だが、食事の時も常に野球の話題をする師匠に憧れ「（山川は）バットを握れば表情、目つきが変わる。そういうスイッチとか学ばせてもらっています」と変わろうともがく。

　故障明けの栗原が戻り、三塁手争いは一層、激しいが「自分が打てば使わざるを得ない」ときっぱり。腹筋の使い方を向上させるために風船を使うなど、1日最大4時間打つ山川の練習量に、必死に食らいついている。