オリックス・宗狙う 3年連続GG賞&ベストナイン 球団初快挙へ「今までいなかったような三塁手に」

[ 2023年1月23日 05:00 ]

室内で守備練習を行う宗(撮影・成瀬 徹)
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 オリックスの宗佑磨内野手(26)が22日、大阪・舞洲の球団施設での自主トレ後に取材に応じ、三塁での3年連続のゴールデングラブ(GG)賞&ベストナイン受賞に意欲を見せた。球団の三塁手が3年連続でGG賞受賞なら阪急時代の77~79年の島谷金二以来2人目(当時はダイヤモンドグラブ賞)、ベストナインとのダブル受賞なら初の快挙となる。

 まずGG賞については「全員が目指しているところ。そういった評価をしてもらえるように、しっかりやっていきたい」と当然、今季も譲るつもりはない。昨年は三塁で自己最多127試合出場も、失策は11と一昨年より4個増え、守備率も・977から・961に低下した。送球に課題が残り「毎年新しいものを目指してやっていきたい」と今オフは下半身を使った安定感のある守備を目指す。

 そしてベストナインにも選ばれるべく、打撃面では初の「打率3割、2桁本塁打」を目標に掲げる。特に3割への思いは強く「無駄な動きを少しでも省いて、力をうまく伝えられるようにコンタクトするところを意識している」とフォーム改善に余念がない。

 チームのリーグ3連覇へ向けても宗の活躍は欠かせない。「今までいなかったような三塁手になりたい。宗選手みたいになりたいと言ってもらえるようになりたい」。強い気持ちで名三塁手への道を切り開く。(中澤 智晴)

 ○…オリックスの三塁手による最長連続受賞は、ゴールデングラブ賞が77~79年島谷金二の3年、ベストナインが88~91年松永浩美の4年。両賞の連続同時受賞は78~79年の島谷、89~90年の松永、21~22年の宗による2年で、今季は宗が球団三塁手で初の3年連続ダブル受賞に挑む。ポジションを問わないオリックス勢の両賞最長同時受賞は、76~82年福本豊と94~00年イチロー(ともに外野手)による7年連続。

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2023年1月23日のニュース