人気急上昇のペーニャ、ファン感謝祭で女子高生からプロムのパートナーにとせがまれる

[ 2023年1月23日 10:56 ]

ペーニャ
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 ヒューストンクロニクル紙が22日(日本時間23日)ミニットメードパークでのファン感謝イベントに出席したアストロズのジェレミー・ペーニャ遊撃手(25)の様子を伝えている。22年のポストシーズンでは、ア・リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズで続けてMVPの活躍。一躍大変な人気者になった。ヒューストンでも故郷のドミニカでも引っ張りだこ。ファン感謝イベントでは、球場で働く防犯係の人も含め、数えきれないほど多くのファンとスマホで一緒に記念撮影する羽目になった。

 ファンの質問に応えるコーナーでは、10代の女子高生から「プロム(卒業記念のダンスパーティ)にパートナーとして一緒に出てくれませんか?」とせがまれ、照れながら「球団に聞いてもらわないと」と返答している。異常なほどの人気ぶりだが、本人は苦にならないと言う。「この1年間、ファンが新人の自分を暖かく迎え入れてくれた。ファンのみんなを愛している」。VIPとなったことについては、特に意識しないそうだ。

 「普段の生活は変らないし、MVPやゴールドグラブ賞のトロフィーも、どこにしまってあるのかも知らないんだ」と明かす。それよりも頭にあるのは23年シーズンのこと。「去年のことはもう過去の話。ページをめくって次に行かないといけない。これからやるべきことがたくさんある。体もメンタルもとても良い状態。アストロズは良いチームでみんなキャンプまでに何をすればいいかわかっている」と話す。

 そんなペーニャをチームメートでベテランのアレックス・ブレグマン三塁手(28)は「初めて会った時から彼は何も変わらない。練習熱心で野球が大好きで、良い仲間。性格が良いから、ファンみんなが彼のことを好き。どんどん成長していくのを見るのが楽しい」と目を細める。ペーニャと二遊間でコンビを組むホセ・アルテューベ(32)は「彼の去年の活躍に今でも感謝している。おかげでもう一つ優勝リングを手に入れられたからね」と言う。その一方で、ペーニャの2年目のジンクスを気にかける。「まだ若いと、シーズンに向けてどう準備すればいいか、学び続けないといけないからね。自分くらいの年齢だと、何が役に立つかわかっていて、それをやれば良いだけだから少し簡単なんだけど」と説明する。人気沸騰、周囲の期待も膨らむ中、果たしてペーニャは2年目も活躍できるのか?「プレッシャーという言葉は使いたくない。プレッシャーは自分で自分自身にかけてしまうもの。今、頭にあるのはハードにプレーして、自分のすべてを出すということだけ。結果は後からついてくる」と話していた。

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2023年1月23日のニュース