阪神・高山、2年ぶり1軍Cへ背水「人一倍強い気持ちある」 結果出して岡田監督の期待に応える

[ 2023年1月23日 05:15 ]

逆襲に燃える阪神・高山(撮影・大森 寛明)
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 2年ぶりの1軍キャンプスタートとなった阪神・高山が、復活へ向け悲壮な決意を明かした。

 「(監督が)岡田さんになっていなかったら今年(現役で)やっていないかもしれない。人一倍強い気持ちがあるし、それをキャンプにぶつけられたら」

 寒風吹きすさぶ鳴尾浜でも、背番号9の言葉だけは熱かった。昨季は38試合出場にとどまり打率・189。16年に新人王を獲得した“天才”も近年は消化不良のシーズンを過ごしている。そんな中で岡田監督が新たな指揮官となり、昨秋キャンプも招集。直接、打撃指導も受けるなど期待をかけられている。

 「そういうチャンスをいただいて、結果で返したい」

 強い決意は“体つき”にも見て取れる。今オフは「結構、体は絞れた」と肉体改造に着手し、詳細な体重には触れなかったが「パワーを上げながら無駄なところを落として」数キロの減量に成功。4月で30歳を迎えるシーズンとあって、故障防止にも気を配っている。

 この日も甲子園、鳴尾浜で自主トレを敢行するなど、着々とキャンプインへ準備を整える。「この時期できることを100%精いっぱいやって臨めると思う。持っているものを出せれば」。逆襲の炎が静かに燃え始めた。(遠藤 礼)

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2023年1月23日のニュース