広島・森下暢仁 ツバメキラー本領!7回1失点で2勝目「何とか粘り強く投げることができて良かった」

[ 2026年4月22日 05:05 ]

セ・リーグ   広島2―1ヤクルト ( 2026年4月21日    マツダ )

<広・ヤ(3)>ヒーローインタビューを終え、ピカチュウと記念撮影する(左から)森下、秋山、野間(撮影・椎名 航)
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 広島・森下暢仁投手(28)が21日、ツバメキラーぶりを発揮した。最速150キロの直球と変化球を操り、首位ヤクルト相手に7回を4安打1失点。2勝目を挙げ、本拠地での同カードの連勝を5に伸ばした。打っては秋山翔吾外野手(38)が4回に右前先制打。「ポケモンベースボールフェスタ2026」と銘打たれた3連戦の初戦を勝ち切り、チームの連敗は3で止まった。

 昨季までの姿とは確かに違った。ゼロを並べて先制を許さず、ここ一番の要所で粘り切る。勢いのあるヤクルト打線を7回4安打1失点に抑え、リベンジの2勝目を挙げた森下は、秋山、野間と並んだ本拠地のお立ち台で充実感をにじませた。

 「本当に勝てて良かった。前回やられていたので、とにかく勝ちたかった。何とか粘り強く投げることができて良かったです」

 力強い直球を軸に5回まで1安打零封。2点優勢の6回が最大のヤマ場だった。オスナの適時二塁打で1点差に迫られ、岩田に左前へ運ばれた一、三塁のピンチ。赤羽を2球で追い込むと、最後は低めチェンジアップで三ゴロに斬った。意地と執念がそこにあった。

 「確かに不用意だったと思う。去年までと同じ印象を与えたかもしれない。でも、僕の中では違うんです」

 今季初登板で敗戦投手となった直後の4月上旬、森下はそうつぶやいた。3月31日のヤクルト戦で、不用意な1球を投手の小川に痛打されるなどして4回3失点(自責2)。要所で粘り切れない。またか…。自身に向けられた落胆の声を、正面から受け止めていた。

 「去年より真っすぐの感覚が良くなった。(腕が)横振りになっていたけど、ちゃんと縦振りになっていると思います」

 慢性的な右肩痛に悩まされた昨季とはコンディションが一変。三重県の施設でフォームを見直し、右肩への負担が少ない投げ方を身に付けたことで、直球に力強さが戻った。ならば、2度続けて負けられない。感じ取る手応えを、再戦で首位相手に証明してみせた。

 「真っすぐが良かった。粘り強くよく投げたと思う。本当にナイスピッチングだった」

 新井監督は、粘投でチームの連敗ストップに貢献した右腕を称える。森下は、本拠地でのヤクルト戦連勝を5に伸ばし、通算7勝1敗。内弁慶では、しかし、終わらない。コンディション不安が解消され、手応えを感じ取る今季、敵地でも快投を期待できるはずだ。

 「ここからも勝っていくしかない。その中で、今日みたいな投球を続けられたら」

 要所で粘り腰を発揮し、次は完投、完封。力強さが戻った28歳、円熟期はこれからだ。  (江尾 卓也)

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