イチロー氏が大チャンスで併殺打 みんな真剣だからこそ…松坂大輔氏のイジリに返した言葉とは

[ 2022年11月14日 21:10 ]

<イチロー選抜・高校野球女子選抜>8回、併殺に倒れて悔しがるイチロー氏 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏(42)が14日、自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。今月3日に東京ドームで行われたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチで、イチローさんの最終打席の併殺のシーンを振り返る場面があった。

 松坂氏は「4番・遊撃」で先発フル出場し、4打数3安打1打点。イチロー氏は「9番・投手」で出場し、9回を投げ、2安打1失点で14奪三振で完投し、高校野球女子選抜に勝利した。イチロー氏は打席では、一ゴロ、三飛、一ゴロで、8回無死満塁の好機で迎えた第4打席は一ゴロ併殺打に倒れ、フェンスを叩いて悔しがった。ベンチではがっくりと肩を落とした。

 ベンチに戻ったイチロー氏に対して笑顔で話しかけていたことを問われた松坂氏は「ベンチで唯一、僕だけがイジりました。“ちょっと、ちょっと~!、おいおいおい!”って。イチローさんも笑っていましたけど。“いや、大輔、本当打てないんだよ”って言っていました」と明かした。「あれは本気で打ちに行って、結果ゲッツーだったので、イチローさんもショックを受けてました。あの打席は(それまでの打席と)スイングがちょっと違ったので、あっ、これは狙いに行ってるなと思ったんですけど」と語った。

 その上で高校野球女子選抜の投手について「みんなダイナミックでしたね、フォームが。中には120キロを超える子もいましたし、コントロールがいいですね、みんな。ストレートも変化球も。イチローさんに対しても、全然引くことなく」と評した。

 松坂氏とイチロー氏は2009年の第2回WBC以来となる同じチームでのプレーだった。神戸に出向き1日チームとしての練習に参加するなど、松坂氏も、できうる限りの準備をしてきた。相手をリスペクトし、真剣に戦う中で松坂氏も感じることがあった様子。「(イチロー氏は)すごいです。最後まで球速も落ちなかったですしね。イチローさん、“アスリートとして限界に挑む”って言っていましたけど、イチローさんのあの姿を見て、僕自身も今年初めて参加させてもらいましたけど、来年に向けて、この試合を一つのモチベーションにして、体を継続的に動かしてトレーニングしていこうと思いました。(来年も)参戦したいと思いました」と真顔で話していた。

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