日本ハム新球場、23年は現状のまま開幕 25年度まで規定違反改修条件に 12球団代表者会議

[ 2022年11月14日 16:58 ]

公開されたエスコンフィールド北海道(撮影・高橋 茂夫)
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 プロ野球の臨時12球団代表者会議が14日、オンラインで開催され、来年3月に開業する日本ハムの本拠地「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンのサイズ問題について協議された。冒頭、日本ハムの川村浩二球団社長兼オーナー代行から球場建設の経緯と説明が不十分だった旨を謝罪。その上で野球規則に従うよう23、24年オフシーズンに改修する計画を示したことで、他球団も了承。予定通り来春3月30日にパ・リーグ開幕戦を同球場で行うことで一致した。

 新球場は大リーグをモデルに、観客が臨場感を楽しめるように客席とグラウンドを極限まで近づけて設計。本塁からバックネットまでの距離を50フィート(約15メートル)に設定して建設し、進捗(しんちょく)は95%を超えていた。しかし、公認野球規則で同距離h60フィート(約18メートル)以上が必要とされており、7日の実行委員会で規則違反と指摘する声が上がっていた。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「今後の対応として(日本ハムから)野球規則2・01の仕様に從う改修計画をご提示いただきました。これらを受け12球団で協議した結果、本件では現行ルールに反している事案であるものの、改修計画の実施方針を確認した上で、23年シーズンは現在のエスコンフォールドの建造のままでの使用を認めることで意見が一致しました」と語った。

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2022年11月14日のニュース