英国がWBC予選突破一番乗り　スペインとの延長戦制しサヨナラ勝ち

　来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の予選A組の英国―スペイン戦が20日（日本時間21日）にドイツで行われ、英国が延長10回の末、スペインを10―9のサヨナラで下し、予選突破一番乗りを決めた。敗れたスペインは21日（同22日）にチェコと対戦し、勝った方が予選突破となる。

　英国は初回に4点を先制され、一時5点差をつけられたが徐々に反撃。8―9で迎えた9回に同点本塁打が飛び出すと、延長10回にサヨナラ犠飛で劇的な勝利を収めた。

　WBCの予選は2組に分かれ、A組は英国、スペイン、ドイツ、チェコ、南アフリカ、フランスが出場。30日（同10月1日）からパナマで行われるB組はパナマ、ニカラグア、ブラジル、アルゼンチン、パキスタン、ニュージーランドで争い、各組上位2チームが本大会に進む。