糸井引退にソフトB・柳田「この人には一生勝てないと思った」　師匠との思い出秘話を告白

セ・リーグ   阪神4－10広島 （ 2022年9月21日    甲子園 ）

阪神・糸井（左）とソフトバンクの柳田

　ソフトバンク・柳田悠岐外野手（33）が21日、引退試合に臨んだ阪神・糸井嘉男外野手（41）に向けてメッセージを送った。広島・森下から左前打を放つなど有終の美を飾った糸井に対して、試合後のセレモニーでのメッセージ動画で登場した。

　「嘉男さん！　19年間の長い現役生活、お疲れさまでした！　嘉男さんとの思い出は、まず一番初めに浜松の自主トレに参加させていただいたときの衝撃というか、今でも鮮明に覚えていまして。パワーとスピードというのは、その当時僕も若かったので自信があったんですけど。嘉男さんの走りとバッティングを見た瞬間に『この人には一生勝てないな』と思ったのは今でも本当に記憶に残っています。本当に野球選手としての理想像というか、本当にあこがれの存在です、ずっと。人としても本当に優しくて、誰にでも対等にというか、優しく接してくださっているのは本当に昔から今もずっと変わらないので。自分もそういう大人になりたいな、と。本当に野球選手としても、人としても自分の理想像です。これから引退されて、筋トレをたくさんされると思いますので。また筋トレの方法、教えてください。まずはゆっくり身体を休ませてください。お疲れさまでした！」

　柳田は糸井とは長年、合同自主トレを一緒にするなど“師匠”と呼ぶ1人。先日の引退発表の日には「今の自分があるのも嘉男さんのおかげだと思います」とコメントし、「最後に筑後で打ったホームランは忘れません」などと、現役引退を惜しんでいた。