【阪神・矢野監督語録】「今年はずっと広島に悔しい思いをしてきた。終盤で3つ勝てたのは本当に大きい」

[ 2022年9月1日 22:27 ]

セ・リーグ   阪神8-0広島 ( 2022年9月1日    甲子園 )

<神・広>コールドで勝利し豪雨の中であいさつする矢野監督(右) (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 6回降雨コールドで、阪神が今季始めて広島に同一カード3連勝をした。8月11日以来、5割復帰をした。近本がソロを含む4安打と活躍し、先発才木が6回無失点に抑えた。

 矢野監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

 ―先発の才木は6回無失点。
 「申し分なくね、本当にいつものいいストレートと、きょうはフォークもすごくよかったのでね、三振も取れましたし。間隔を空けた中で、毎回いい投球をしてくれています」

 ―打線は6回途中まで13安打で8得点。
 「欲を言えばね、前半にもうちょっとね、点を取って、いい流れでというところが欲しかったと思いますけど。中盤以降、チカ(近本)に久しぶりにホームランが出ましたし、打線もね、つながったというところがあったので。よかったかなと思います」

 ―きょうも大山のバットで先制、そして追加点。
 「打点もどんどん増えていますし。もちろんテル(佐藤輝)にも打ってもらいたいですけど、今、悠輔(大山)が引っ張ってくれているんでね。そういうところでは悠輔の前に、しっかり(走者を)ためていきたいと思います」

 ―その佐藤輝にも打点3がついた。
 「内容的には、もっともっと良くなってほしい、というのはあるんですけど。まあでも1本でバッターは変わるところもあるんで。そういうところでは1本出て良かったなと思います」

 ―雨にほんろうされながら、4位広島に同一カード3連勝。
 「今年はずっと広島にやられて悔しい思いをしてきたんでね。この終盤で3つ勝てたのは本当に大きい。あしたからジャイアンツを迎えるんでね、そういうところでも、投手陣も万全の状態でいけると思うんでね、本当にいい(形で)3つ勝てたなと思います」

 ―才木は走者を背負ってから三振で終わる回が多かった。
 「三振は前に飛ばせないわけだから、それ以上のアウトはないとと思うんでね。才木自身もそういうピッチャーになりたいと思ってるだろうし。狙って三振を取るっていう、そういうピッチャーになっていってもらえるような素材なんで。そういう投球がしっかりできたかなと思います」

 ―QS(6回以上投げて自責3以下)が続く中で中身も良くなっている。
 「才木らしいまっすぐをずっと投げられている。それが軸になりながら、変化球を交えながらっていうところで。今日もフォークがいい武器になっていた。広島も(才木と)初めて(の対戦)なんで、打ちにくそうにしてるなっていうのは見て思ってました」

 ―追加点が欲しいところで近本の一発。
 「前半もね、もうちょっと点ほしいなというところで取れなかったので。チカ(近本)のホームランと、あそこで1点で終わらずにジュニアももう1点取れたので。相手に与えるダメージというか、そういうのがある流れの作ったチカのホームランだったかなと思います」

 ―中軸で点が取れたことは今後にプラス。
 「(佐藤)輝には、まだまだ状態を上げてもらわないと。上げていってもらいたいし、(大山)悠輔がいい状態で、チカもあれくらい(4安打)出るといい攻撃が出来ると思うので。まあ、あとは(中野)拓夢がもうちょっと上がってこれば申し分ないかな」

 ―巨人戦に向けても大きな3連勝。
 「そやね。点も取れたっていうのも、もちろん。雨もあったけど、中継ぎのピッチャーもね、温存出来た。そこまで、才木が持って行ってくれたので。そういうところではいい形で、最高の状態で巨人戦いけるので、中身的にも大きいかなと思います」

 ―大山の80打点という数字は?
 「まああの打順を打って、悠輔が(普通に)打っていけば、それくらいはいくだろうし。80でいいとは思っていないと思うんでね。たぶんキャンプが始まるころの目標でも、100くらいの目標を挙げていると思う。そこまでいけるバッターだと思うので。また1打点ずつ積み重ねていってくれたらなと思います」

 ―夏場のロハスの働きは。
「けっこうラッキーボーイ的なところになってくれているし。出塁も四球であったり、そうやって出てくれたりしてくれているので。ラッキーボーイという存在でいてくれているので。さっきも言ったように、近本の(本塁打の)後のあの1点っていうのは、やっぱり(相手は)ダメージ、こっちは勢いが出たと思うので。いい働きをしてくれたと思います」

続きを表示

2022年9月1日のニュース