簡単には崩れない!数えきれないほどの破壊や分解を繰り返してつくり上げられた阪神・浜地の“車体”

[ 2022年9月1日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神6―5広島 ( 2022年8月31日    甲子園 )

<神・広>ケラー(右から2人目)からウイニングボールを受け取る浜地(右)(撮影・平嶋 理子)
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 【記者フリートーク】浜地は“ラジコン脳”を備える。19年の秋季キャンプで臨時コーチを務めた山本昌氏が語った趣味のラジコンカーに着想を得た。

 「マサさんのラジコンの話があって…すごい人たちは1回走らせて部品をばらして“ここが良かった”とメモして、また一から作り直すらしくて。フォームを作る上でもヒントになるなと」

 野球ノートを付けだしたのも、その時からだ。プロはもちろん、YouTubeなどで仕入れた素人の意見も除外せず、とにかくメモ。「それがラジコンでいうパーツ。コレとコレを組み合わせて良くしようとか。ダメならコレを加えようとか。ある程度の芯があった上でやれば、プラスになる。1と2ならダメだけど、1と3だったらもっと良くなったみたいな発見もある」

 見かけはシンプルでも、今の投球フォームは数え切れないほどの破壊や分解を繰り返してつくり上げられた。背番号36の“車体”はそう簡単には崩れない。(阪神担当・遠藤 礼)

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2022年9月1日のニュース