ソフトB 今季8度目零敗で首位陥落 東浜を援護できず…藤本監督「やり返しましょう」

[ 2022年6月23日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0ー5オリックス ( 2022年6月22日    京セラD )

<オ・ソ>初回、柳田(右)は本塁を狙うが好返球に阻まれる(捕手・若月)(撮影・後藤 正志)
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 連敗で首位から陥落…。ソフトバンクは22日、オリックスに0―5で敗れ、2連敗となり2位に転落した。打線が相手先発の田嶋に4安打完封を許し、今季8度目の零敗。先発した東浜巨投手(32)は5回まで無失点と粘ったが、6回に杉本から先制3ランを浴びるなど、6回8安打3失点で2敗目を喫した。

 0―5の9回2死一塁。柳田がカットボールを引っかけて二ゴロに倒れ、最後の打者となった。相手先発・田嶋の前に4安打に抑えられて完封負け。3~8回は6イニング連続で完全に封じられ、2回以降は三塁すら踏めなかった。切れのある変化球を低めに決められて計7三振。試合後、藤本監督は脱帽といった様子だった。

 「今日は田嶋くんにやられたという感じです。(球が)低め低めに来てね。なかなか打てる球は少なかった」

 序盤のチャンスを生かしきれなかった。初回2死から柳田が左翼線二塁打で出塁。続くデスパイネの中前打で柳田は本塁に突入したが、懸命のヘッドスライディングも福田の好返球に阻まれた。「あそこで柳田がセーフなら展開が変わってるかも分からんけど。センターもいい球返してきたしね」と指揮官。2回2死二塁では中村晃がニゴロに凡退。結果は今季8度目、6月だけで4度目の零敗を喫した。

 前カードの楽天3連戦では計9本塁打と打線が活発で3連勝を収めた。しかし、このカードは急降下し、5回まで無失点に抑えた先発・東浜を援護できなかった。「ゲームはしっかりとつくってくれた。こっちが点を取れなかったのが原因」と藤本監督。このオリックス2連戦で計13安打も3得点とつながりを欠き、「投手戦ならば先取点」と打線の奮起を改めて求めていた。

 チームは18日に首位に返り咲いたが、楽天がこの日勝ったため2位に転落。柳田、グラシアル、周東、柳町が体調万全ではなく、オーダー作成には苦心が続く。「次回やり返しましょう。よろしいですか?」。指揮官は悔しさを押し殺しながら自らの仕切りで会見を締めくくった。(井上 満夫)

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2022年6月23日のニュース